2026年11月5日更新。出発は来週の土曜。天気予報を開いたら最高13℃の雨マークで、コートを持つのか、靴はスニーカーでいいのか、金沢駅に着いてからキャリーケースをどうするのか、決めていないことが次々出てくる。そういう人のために、金沢旅行の準備を決める順番に並べました。

先に答えを言うと、金沢の準備で外せないのは3つです。服は予報の気温で決める、傘と防水の靴は季節を問わず持つ、荷物は駅か宿で手放してからバスで回る。この3つさえ押さえれば、何泊にするか、いくらかかるかは後から足せます。それぞれの詳しい記事への入口として、このページを使ってください。

出発の何日前に、何を決めるか|準備の早見表

上から順に決めると、迷いが減ります。数字はどれも気象庁の平年値と各社の公式案内から取ったもので、詳しくは右の記事に書いてあります。

いつ決めること目安詳しい記事
行くと決めた日何泊にするか初めてなら1泊2日。温泉か能登を足すなら2泊金沢旅行は何泊がおすすめか
同じ日行き方東京から新幹線で約2時間30分。大阪・名古屋は敦賀で乗り換えて最速2時間9分東京から金沢へ新幹線で
1か月前予算現地で使うお金は1泊2日・大人1人で8,440円から30,500円金沢旅行の予算はいくらか
1週間前持ち物傘・防水の靴・替えの靴下。冬は手袋石川旅行に持っていくもの9つ
3日前服装予報の最高気温で日中の服、最低気温で上着金沢の天気と服装の早見表
前日雨の日の行き先屋内の逃げ場を2〜3か所決めておく雨の日の金沢観光
着いた日荷物駅のロッカーは5か所892個。埋まる日は宿に先に預ける金沢駅のコインロッカー事情
着いた日市内の足周遊バス220円均一・1日券800円で足りる金沢の周遊バスの使い方

服装は、予報の気温で決める|月別の目安

金沢の服装で迷う理由は、同じ月でも上旬と下旬で4℃くらい違うからです。だから「11月は何を着る」と月で覚えるより、出発3日前の予報を見て、最高気温で日中の服、最低気温で上着を決めるほうが外しません。月ごとの平年値と、その月の記事をまとめました。

月最高・最低(平年)着るものその月の記事
9月27.2℃・19.9℃まだ夏の服。残暑が長い金沢の秋の服装
10月21.8℃・13.9℃上旬は長袖1枚、下旬は上着金沢の10月の服装
11月15.9℃・8.1℃コートが要る月。朝晩はマフラー金沢の11月の気温と服装
12月10.2℃・3.5℃降水量が年間最多。寒さより濡れ方で選ぶ金沢の12月の服装
1月7.1℃・1.2℃雪の降る日が22.7日。防水の靴と手袋金沢の1月の服装
2月7.8℃・1.0℃1月と同じ装備。最低気温は年間でいちばん低い金沢の2月の服装・金沢の冬の服装
3〜5月11.6℃〜22.3℃3月はまだ冬物。5月がいちばん過ごしやすい金沢の3月の気温と服装・石川旅行は何月がいいか
6〜8月25.6℃〜31.3℃梅雨は薄手に雨具。8月は年間でいちばん暑い上の早見表の記事に季節別の節があります

11月に行く人がいちばん多いので、ひとつだけ補足します。日中は長袖に上着1枚で歩けますが、夕方のひがし茶屋街や兼六園の帰り道は8℃台まで下がります。上旬・中旬・下旬の違いは11月の服装の記事に、12月からの濡れ方の話は冬の服装の記事に書きました。

そもそも何月に行くか決めていないなら、月別の気温・雨・雪・日照を並べた記事から読むと早いです。いちばん降らないのは5月の138mm、いちばん降るのは夏ではなく12月の301mmです。

持ち物は、傘と防水の靴から|雨が少ない月がない街

金沢の年間降水量は2,401.5mm。東京の1,598.2mmのおよそ1.5倍で、1月の日照時間は62.3時間と東京の3分の1です。「弁当忘れても傘忘れるな」は、この数字のことを言っています。持ち物は「あると便利」ではなく「ないと困った」の順で、石川旅行に持っていくもの9つにまとめました。

いちばん失敗が出るのは靴です。上着は現地で足せますが、靴は履き替えがききません。ひがし茶屋街と長町は石畳、兼六園は砂利と土の園路で、濡れた石畳は底の平らな靴だとよく滑ります。金沢旅行の靴の選び方は、3つの条件と季節ごとに足すものを書いた短い記事です。

  • 傘は風に強いもの。金沢の1月の平均風速は4.7m/sで、東京の2.7m/sより強い
  • 靴は防水で、底に溝のあるもの。替えの靴下を1足
  • 冬は手袋。12月から2月は防寒より先に防水

行き方|新幹線・飛行機・高速バス、出発地で決まる

東京からは北陸新幹線で約2時間30分、片道は2026年3月の改定後で14,480円です。大阪・京都・名古屋からは直通がなくなり、特急で敦賀まで行って「つるぎ」に乗り換えます。最速は大阪・名古屋とも2時間9分で、乗り換えの標準時間は8分。詳しい運賃と、乗り換えで失敗しない方法は東京から金沢へ新幹線でと大阪・京都・名古屋から金沢へに分けて書きました。

飛行機なら小松空港です。金沢駅までリムジンバスで約40分。加賀温泉郷へ行くなら加賀温泉駅まで約20分と、むしろ空港のほうが近い。輪島や珠洲まで入る旅ならのと里山空港が2時間以上近くなります。小松空港と能登空港、どっちを使うかは行き先別の表、小松空港から金沢へはバスとレンタカーの話です。

安さを取るなら高速バス。東京からは夜行でおよそ8時間前後で、新幹線とは時間を払って値段を下げる関係です。金沢への高速バス・夜行バスで、昼行と夜行のどちらを選ぶかを書いています。

金沢駅に着いたら|荷物を手放して、バスで回る

金沢駅の鼓門
金沢駅の鼓門。荷物を手放すのはここから 写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと

金沢は、荷物を持って歩くと損をする街です。観光地が歩いて回れる範囲にかたまっているぶん、キャリーケースを引くと動けなくなります。金沢駅のコインロッカーは5か所・892個で、小400円・中600円・大800円。24時間使えるのはA・B・Cの3か所です。ただし観光シーズンや連休は埋まり、予約はできません。確実に手放したいなら宿に先に預けるか、予約できる荷物預かりを使う。その使い分けは金沢駅のコインロッカー事情に場面別で書きました。

市内で完結するなら、車は要りません。城下まち金沢周遊バスは大人220円の均一で、右回りは約15分、左回りは約20分間隔。金沢駅東口7番のりばから出ます。1日フリー乗車券は800円で、周遊バス以外の路線にも乗れます。周遊バスの右回り・左回りの選び方と、バスで足りるか、レンタカーが要るのはどんなときかを先に読んでおくと、駅で迷いません。

金沢駅から兼六園まで約2.5km、兼六園からひがし茶屋街まで約1.5km。兼六園はどのバス停で降りても15分前後で着きます。金沢観光の距離感マップは公式が出している徒歩◯分・バス◯分だけを表にしたもので、これが頭に入っていれば、回る順番はその日の天気と混み具合で自分で決められます。時間が半日しかないなら半日のモデルコース3選へ。

タクシーは金沢駅から近江町市場まで7分800円、兼六園まで15分1,800円が目安。3時間のチャーターは小型で25,500円で、流しで乗るのとどちらが得かは金沢の観光タクシーの記事で実額を並べました。

車で来るなら|駐車場・レンタカー・冬のタイヤ

金沢の主要な観光地には、施設の駐車場がありません。兼六園にも、ひがし茶屋街にも、街並みの中に停める場所はなく、周辺の有料駐車場を使います。兼六園・金沢城公園・21世紀美術館・近江町市場は歩いて回れる範囲なので、1か所に停めて歩くのが大前提です。どこに停めるかは金沢の観光地の駐車場に行き先別で書きました。

レンタカーは、市内観光の日には借りず、加賀温泉郷や能登へ出る日に借りるのが基本です。金沢駅の5社は金沢港口(西口)側に集まっていて、営業時間はおおむね8時から20時。金沢駅でレンタカーを借りるに場所と、借りる前に決めることを並べました。

冬に運転するなら、タイヤを先に決めてください。石川のスタッドレスは平地なら12月から3月まで必要で、11月は山に入るときだけ要ります。スタッドレスはいつから要るかは平年の降雪を月ごとに並べた記事です。駐車場が無料の宿を先に押さえたい人は駐車場が無料の宿10選へ。

天気で行き先を入れ替える|雨の日・雪の日の逃げ場

金沢は朝に晴れていても昼に降る街です。旅程を「この日にここ」と固定すると崩れるので、晴れ・雨・雪の3セットを先に作っておいて、その日の朝に選ぶやり方をすすめています。組み立て方は金沢観光を天候で決めるに、屋内で一日もつ場所は雨の日の金沢観光、屋内スポット14選に書きました。

雨の日と最終日は、金沢のテイクアウトで部屋で食べるのも手です。子どもと行くなら金沢の子連れ観光を。歩く距離と雨の日を先に決めておく記事です。

何泊にするか、いくらかかるか

初めての金沢なら1泊2日で、兼六園・金沢城公園・ひがし茶屋街・21世紀美術館・近江町市場・長町武家屋敷跡まで回れます。定番6か所の滞在時間を足すと約7時間半で、日帰りには収まりません。加賀温泉郷か能登のどちらかを足すなら2泊、両方なら3泊4日。12月から2月は日の入りが16時台なので、同じ行程でも1泊多めに見てください。目的別の表は金沢旅行は何泊がおすすめかに、金沢・能登・加賀の日数の割り振りは石川は何泊で回れるかにあります。

温泉地に泊まるなら、加賀温泉郷は何泊かと能登は何泊で回れるかで、1泊で足りる人と2泊いる人の分かれ目を書いています。

お金の話は、交通費・宿・食事・入場料の4つに分けると見えます。現地で使う分は1泊2日・大人1人で8,440円から30,500円。往復の交通費を足すと東京発で37,640円から59,700円、大阪発で27,260円から49,320円が目安です。内訳と出発地別の表は金沢旅行の予算の記事にあります。

準備ができたら|観光・季節・食・宿のガイドへ

どこへ行くかは金沢観光の全体ガイドで。定番6か所の料金と所要時間、穴場、半日・雨・夜・子連れの目的別に分けてあります。12月から2月に行くなら冬の金沢の観光ガイドを先に読んでください。雪吊りとライトアップ、カニ、雨雪の日の逃げ場をまとめた記事です。

食べるものは石川の食のガイドに、カニ・のどぐろ・寿司・市場の順で。泊まる場所は石川の宿のエリア別ガイドで、金沢駅前か、兼六園のそばか、温泉地かを決められます。

よくある質問

傘は本当に要りますか

要ります。金沢には降水量が138mmを下回る月がありません。折りたたみで構いませんが、風に強いものを選んでください。

レンタカーは要りますか

金沢市内だけなら要りません。周遊バスと徒歩で回れます。加賀温泉郷・白山・能登へ出る日だけ借りるのが基本で、冬は12月から3月までスタッドレスが要ります。

何泊がいいですか

初めてなら1泊2日。温泉か能登を足すなら2泊、両方なら3泊です。冬は日が短いので、どの行程も1泊多めに見ると楽です。

冬に行くなら、何を着ればいいですか

防寒より先に防水です。12月は年間でいちばん降り、1月は雪の降る日が22.7日あります。防水の靴と手袋、撥水のアウターに、中にもう1枚。晴れていても傘は持ってください。


Sightseeing

この記事に出てくる観光スポット

本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。

金沢駅 鼓門ともてなしドーム金沢の玄関口。鼓門の由来ともてなしドームの考え方、人の少ない時間帯をまとめました。ページを見る→
長町武家屋敷跡香林坊のすぐ裏に残る土塀の通り。冬のこも掛けと、歩く時間の目安、駐車場事情をまとめました。ページを見る→
ひがし茶屋街格子戸の町家が続く、金沢最大の茶屋街。歩く時間の目安と、人の少ない時間帯、駐車場事情をまとめました。ページを見る→
近江町市場金沢の台所。物販と飲食で違う営業時間、水曜定休の店が多いこと、3か所の駐車場をまとめました。ページを見る→