金沢の服装で、いちばん失敗が出るのが靴です。上に何を着るかは現地で調整できますが、靴は履き替えがききません。
まず、金沢がどれだけ降るか
気象庁の平年値(1991〜2020年の30年平均、金沢)で、月ごとの降水量を並べます。
| 月 | 降水量 | 月 | 降水量 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 256.0mm | 7月 | 233.4mm |
| 2月 | 162.6mm | 8月 | 179.3mm |
| 3月 | 157.2mm | 9月 | 231.9mm |
| 4月 | 143.9mm | 10月 | 177.1mm |
| 5月 | 138.0mm | 11月 | 250.8mm |
| 6月 | 170.3mm | 12月 | 301.1mm |
いちばん少ない5月でも138.0mmあります。雨が少ない月が1つもありません。弁当忘れても傘忘れるな、と言われるのはこの数字のことです。
つまり金沢では、靴を選ぶときに濡れるかもしれないを前提に置いていいことになります。
次に、足元が何でできているか

金沢の観光地は、舗装が石や敷石になっている場所が多くあります。
- ひがし茶屋街・主計町 … 石畳
- 長町武家屋敷跡 … 石畳と、土塀沿いの細い道
- 兼六園 … 砂利と土の園路、石段
- 金沢城公園 … 石段と坂
石畳は、濡れるとよく滑ります。とくに底が平らでツルツルしたタイプの靴は、雨の日の茶屋街でかなり危ないです。
兼六園は園内が広く、砂利や土の上を長く歩きます。ヒールは沈むので向きません。
結論:3つの条件で選ぶ
金沢で履く靴に要るのは、この3つです。
- 防水か撥水であること … 一度濡れると一日冷たいままになります
- 底に溝があること … 平らな底は濡れた石畳で滑ります
- 歩き慣れていること … 新品をおろす旅行先には向きません
逆に、避けたほうがいいものもはっきりしています。
- 布のスニーカー … 見た目は合いますが、濡れると乾きません
- ヒール … 石畳と砂利の両方でつらい
- サンダル … 夏でも、雨の日に足が滑ります
季節ごとに足すもの

冬(12〜2月)
雪そのものより、踏み固められて凍った路面が危ないです。金沢の雪は水分が多く、日中に溶けて夜に凍ります。
靴に後付けできる滑り止めがあると安心です。要らない日は外して鞄に入れておけます。冬に車を使うかどうかの判断は石川の冬、レンタカーにスタッドレスは要る?に書きました。
夏(7〜8月)
金沢の8月は平均27.3℃、日中の最高が31.3℃です。暑いのですが、降水量は179.3mmあって夕立も来ます。通気性と撥水は両立しにくいので、乾きやすさで選ぶほうが現実的です。
梅雨と秋の長雨
6月と9月は雨が多い時期です。9月の231.9mmは12月・1月に次ぐ量で、夏の延長で油断しやすい月でもあります。
替えの靴下を1足
靴の話をすると必ず出てくるのですが、替えの靴下があるかどうかで午後の機嫌が変わります。かさばらないので、雨の予報が出ている日は1足入れておいてください。
服装全体の目安は金沢の天気と服装に月別でまとめてあります。
まとめ
- 金沢は雨が少ない月が1つもない(いちばん少ない5月で138.0mm)
- 観光地の足元は石畳・砂利・石段。濡れると滑る
- 防水、溝のある底、履き慣れている、の3条件で選ぶ
- 冬は凍結対策、夏は乾きやすさ。替えの靴下を1足
写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと
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