金沢駅・近江町市場・兼六園・金沢城公園・ひがし茶屋街・21世紀美術館・長町武家屋敷跡。この7か所が互いに何分の距離にあるのかを、公式サイトが案内に使っている数字だけで表にしました。

モデルコースを1本なぞる記事ではありません。距離感さえ頭に入っていれば、まわる順番はその日の天気と混み具合で自分で決められます。

金沢の見どころは、広坂のまわりに固まっている

金沢21世紀美術館(金沢市)
金沢21世紀美術館(金沢市)(写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと)

地図を開いてまず気づくのは、金沢駅だけが北西に離れていることです。兼六園・金沢城公園・21世紀美術館・しいのき迎賓館の4つは、石川県の公式観光サイトの案内でいずれも徒歩1〜5分の関係にあります。しいのき迎賓館から21世紀美術館まで徒歩約2分、21世紀美術館から兼六園まで徒歩約5分、兼六園から金沢城公園へは桂坂口を出て石川橋を渡るだけで徒歩約1分。

少し西に外れる長町武家屋敷跡でも、しいのき迎賓館から徒歩約10分(約800m)、尾山神社からなら徒歩約8分(約600m)です。中心部の主要スポットは、端から端まで歩いても20分かかりません。

例外は金沢駅と、浅野川を渡った先のひがし茶屋街。この2か所だけが「バスを考える対象」で、あとは徒歩圏に収まります。無料で入れる部分がある21世紀美術館のように滞在時間が読みにくい施設も、この徒歩圏の中なら前後に融通が利きます。

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公式が案内している区間の所要時間

この表はGoogleマップの推定値ではなく、石川県と金沢市観光協会の公式サイトが実際の案内に使っている数字を並べたものです。信号待ち、人の多さ、荷物の量で前後します。公式の数字が見当たらなかった区間、たとえば金沢駅からひがし茶屋街まで直接歩いた場合の分数は、あえて空けました。

近江町市場と金沢駅の間に幅があるのは、案内している主体で数字が違うためです。金沢市観光協会は徒歩12分・バス5分、石川県の公式サイトは徒歩15分・バス10分と書いています。どちらも公式なので、遅いほうで見積もっておくと予定が崩れません。

金沢城公園そのものは入園無料で、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門に入るときだけ大人320円(6歳〜18歳未満100円)。通り抜けるだけなら料金はかかりません。

区間徒歩バス
兼六園 ⇄ 金沢城公園約1分(桂坂口から石川橋)
兼六園 ⇄ 21世紀美術館約5分
21世紀美術館 ⇄ しいのき迎賓館約2分
しいのき迎賓館 ⇄ 長町武家屋敷跡約10分(約800m)
長町武家屋敷跡 ⇄ 尾山神社約8分(約600m)
香林坊 ⇄ 金沢城公園約15分(約1km)約5分
金沢城公園 ⇄ ひがし茶屋街約3分+バス停から徒歩5分
ひがし茶屋街 ⇄ 近江町市場約10分約3分
近江町市場 ⇄ 金沢駅約12〜15分約5〜10分
公式が案内している区間の分数だけをつなぐと、こうなる橙=徒歩の数字がある区間、青=バスの数字。位置関係の略図で、縮尺は実際と異なります徒歩 約12〜15分バス 約5〜10分徒歩 約10分バス 約3分バス 約3分+バス停から徒歩5分徒歩 約1分徒歩 約5分徒歩 約2分徒歩 約10分(約800m)徒歩 約8分(約600m)徒歩 約15分(約1km)バス 約5分金沢駅近江町市場ひがし茶屋街金沢城公園兼六園21世紀美術館しいのき迎賓館長町武家屋敷跡尾山神社香林坊徒歩バス線がない区間は、公式の案内が見当たらないためあえて空けています出どころ:石川県・金沢市観光協会などの公式サイトが案内に使っている数字(Googleマップの推定値ではありません)
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兼六園は、どのバス停で降りても15分前後

兼六園・霞ヶ池(金沢市)
兼六園・霞ヶ池(金沢市)(写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと)

兼六園の公式サイトが案内している3通りです。合計は15〜17分でほとんど差がありません。効いてくるのは、降りたあとの動線のほう。

「兼六園下・金沢城」で降りれば桂坂口から入り、出るときは石川橋を渡って金沢城公園まで徒歩約1分。「広坂・21世紀美術館」なら先に美術館を見てから園に上がる形になります。「香林坊」は長町武家屋敷跡まで徒歩約5分の位置でもあるので、武家屋敷とセットで組むならここ。

開園時間は兼六園・金沢城公園とも3月1日〜10月15日が7時〜18時、10月16日〜2月末日が8時〜17時。兼六園は最終入園がそれぞれ17時30分と16時30分です。料金と園内の歩き方は兼六園の入場料・所要時間・見どころにまとめてあります。

降りるバス停金沢駅からバスバス停から徒歩合計
兼六園下・金沢城12分5分17分
広坂・21世紀美術館10分5分15分
香林坊8分7分15分
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周遊バスは近道ではない

城下まち金沢周遊バスは大人220円・小児110円の均一運賃。右回りが約15分間隔で8時30分から18時まで、左回りが約20分間隔で8時38分から17時58分までの運行です。1日フリー乗車券は大人800円なので、4回乗れば元が取れます。

ただし名前のとおり「周遊」で、最短ではありません。金沢21世紀美術館の公式サイトは、金沢駅から「広坂・21世紀美術館」までを路線バスで約10分、周遊バス右回りで約22分、左回りで約25分と案内しています。同じ区間で倍以上ひらく。

右回りの停留所は、金沢駅東口→武蔵ヶ辻・近江町市場→瓢箪町→森山一丁目→橋場町→兼六園下・金沢城→広坂・21世紀美術館→香林坊→南町・尾山神社→武蔵ヶ辻の順。左回りはこれが逆で、香林坊・片町・広小路を先に通ります。茶屋街から始めたいなら右回り、片町側から始めたいなら左回り。この一行だけ覚えておけば足ります。

市内には100円の金沢ふらっとバスも4路線あり、こちらは20分間隔。バスだけで足りるのか、レンタカーを借りるべきかで迷ったときは、金沢観光はバスで足りるかの判断材料も見てください。

距離感が分かれば、順番は3通りに絞れる

ひがし茶屋街(金沢市)
ひがし茶屋街(金沢市)(写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと)

公式が出している滞在時間の目安は、兼六園が40〜60分、ひがし茶屋街が約60分、長町武家屋敷跡界隈が約60分。この3か所だけで3時間、移動を足すと半日が埋まる計算になります。

組み方①、中心部にしぼる。21世紀美術館→兼六園→金沢城公園で、徒歩の合計は10分未満。雨の日でも傘を差している時間が短くて済みます。

組み方②、東西に振る。午前にひがし茶屋街、バス約3分で近江町市場へ下りて昼、午後は香林坊から長町へ。バスに乗るのは2回だけです。

組み方③、歩き通す。尾山神社→長町武家屋敷跡→しいのき迎賓館→21世紀美術館→兼六園→金沢城公園。公式の区間ごとの徒歩分数を足すと26分でつながります。街並みを歩くだけなら無料の長町武家屋敷跡の歩き方のように、入場料のかからない区間が多いのもこの組み方の利点。

どれが正解ということはありません。上の分数を地図に書き込んでおけば、雨が降ったとき、市場が思ったより混んでいたとき、その場で入れ替えられます。順番を決めるのは記事ではなく、地図を持っている側です。


Sightseeing

この記事に出てくる観光スポット

本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。

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