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2026年9月21日更新。初めての金沢なら1泊2日で、兼六園・金沢城公園・ひがし茶屋街・21世紀美術館・近江町市場まで回れます。加賀温泉郷か能登のどちらかを足すなら2泊、両方なら3泊。12月〜1月上旬は日の入りが16時台で、冬は雪の日も多いので、同じ行程でも1泊多めに見てください。

泊数は「金沢市内だけで終えるか、外へ出るか」で決まります。金沢の主な観光地は兼六園を中心に半径2〜3kmに収まっていて、市内だけなら1泊で一巡できます。そこから加賀温泉郷・能登へ出る日を1日足すごとに、1泊足す。目的別に並べると次のとおりです。

目的泊数回れる範囲
兼六園のまわりだけ見たい日帰り兼六園・金沢城公園・21世紀美術館(隣り合う3か所)と近江町市場
初めての金沢で、定番を一通り1泊2日上に加えて、ひがし茶屋街・長町武家屋敷跡
金沢市内を急がずに回る2泊3日上に加えて、主計町・にし茶屋街・鈴木大拙館・金箔貼り体験など
金沢と、温泉か海のどちらか2泊3日金沢1日半+加賀温泉郷か能登に1日
金沢・加賀・能登をすべて3泊4日金沢2日+能登1日+加賀温泉郷1日
12〜2月に行く上の泊数+1泊12月の日の入りは16時40分前後。1日に回る屋外スポットを減らす

日ごとの行程は「【滞在日数別】おすすめのモデルコース」に、冬に行くときの考え方は「冬(12〜2月)に行くなら、1泊足す」にまとめました。

金沢旅行は何泊がおすすめ?目的別の目安

金沢の町並み

判断の軸は1つで、金沢の外へ出る日が何日あるかです。金沢駅から兼六園まで約2.5km、兼六園からひがし茶屋街まで約1.5km。市内の移動はバスか徒歩で足りるので、市内だけなら泊数はあまり増えません。増えるのは、加賀温泉郷(南)や能登(北)へ出る日です。

1泊2日の場合(金沢の定番スポットを効率よく回る)

1泊2日が合う人

  • 初めて金沢に行く
  • 週末に1泊で行く
  • 金沢市内だけで終える

1日目に兼六園・金沢城公園・近江町市場・ひがし茶屋街、2日目に21世紀美術館と長町武家屋敷跡。これで金沢の定番はひと通り見られます。

詰まるのは1日目です。兼六園と金沢城公園で2時間半、茶屋街で1時間半かかるので、昼に金沢駅へ着く便だと夕方の茶屋街までで一日が終わります。1泊2日なら、午前中に着く便を取ってください。荷物は駅で預けるか宿へ送ると、着いてすぐ動けます。預け方は手ぶらで金沢を回るに書きました。

2泊3日の場合(観光+グルメや体験をじっくり楽しむ)

2泊3日が合う人

  • 1日の立ち寄り先を3〜4か所に抑えたい
  • 金箔貼りなどの体験や、宿での夕食も予定に入れたい
  • 1日を加賀温泉郷か能登にあてたい

2泊あると、1泊2日の行程に主計町茶屋街・にし茶屋街・鈴木大拙館・石川県立歴史博物館、それに金箔貼り体験のような1時間ほどの予定が入ります。1日に回る数が減るぶん、昼を料亭でとったり、宿の夕食に合わせて早めに戻ったりもできます。

ただし、金沢市内だけで2泊するかどうかは考えどころです。次の「2泊3日は長い?」を見てから決めてください。

2泊3日は長い?金沢市内だけなら、2日目を外にあてる

「金沢で2泊3日は長いか」の答えは、市内だけなら少し長い、外へ出るならちょうどいいです。上の1泊2日の行程で定番はひと通り回れるので、市内だけで2泊すると2日目の午後か3日目が空きやすくなります。

空いた1日は、南の加賀温泉郷か、北の能登にあてるのが組みやすい形です。温泉と九谷焼なら加賀、海と棚田なら能登。どちらにするか、金沢・能登・加賀に何日ずつ割くかは石川は何泊で回れる?金沢・能登・加賀の配分の決め方で詳しく書きました。能登へ出る日だけ車を借りる組み方は金沢観光はバスで足りる?にあります。

3泊以上の場合(周辺エリアや能登・加賀温泉まで足をのばす)

3泊以上が合う人

  • 金沢・加賀温泉郷・能登をすべて回りたい
  • 温泉地に1泊して、宿で過ごす夜もつくりたい
  • 冬に行くので、1日の予定を軽くしたい

3泊あれば、金沢に2日、能登に1日、加賀温泉郷に1日を割けます。能登では輪島や白米千枚田、和倉温泉、加賀では山代温泉・山中温泉と九谷焼。市内でも、能楽美術館や蓄音器館のような小さな施設まで回る余裕ができます。

能登は金沢から北へ、加賀は南へ向かうので、同じ日にまとめられません。能登の日と加賀の日を分けるのが3泊の組み方の前提です。

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【滞在日数別】おすすめのモデルコース

兼六園の霞ヶ池
兼六園・霞ヶ池。1泊2日の行程はここから始まります 写真:Oilstreet / CC BY 2.5(Wikimedia Commons)

日数ごとの行程です。( )内は1か所あたりの滞在時間の目安で、移動と食事の時間は含みません。どの日も、近いスポットを続けて回る順番にしてあります。

12〜2月に行く場合は、この行程を1日あたり1〜2か所減らすか、1泊足して割ってください。理由は下の「冬(12〜2月)に行くなら、1泊足す」に書きました。

1泊2日モデルコース(金沢市内の主要観光地を中心に)

【1日目】兼六園・近江町市場・金沢城公園・ひがし茶屋街

午前

  • 金沢駅到着後、兼六園へ(滞在時間:1.5時間)
  • ことじ灯籠や霞ヶ池で記念撮影
  • 10月16日〜2月末日は8:00〜17:00(最終入園16:30)の開園。冬は午前中に入れておく

  • 近江町市場で海鮮丼の昼ごはん(滞在時間:1時間)
  • のどぐろやがすえび、かになど金沢の海の幸を味わう

午後

  • 金沢城公園を散策(滞在時間:1時間)
  • 石川門や五十間長屋の白い壁と鉛瓦を見る
  • 兼六園とは石川門の前の橋でつながっていて、歩いて移れる

夕方

  • ひがし茶屋街を歩く(滞在時間:1.5時間)
  • 格子戸の町家と石畳の通りを歩く
  • 金箔をのせたソフトクリームなど、茶屋街ならではの甘いもので休憩

  • 宿へ。駅前か中心部の宿なら、茶屋街からの移動は短く済む

【2日目】アート+歴史+ショッピング

午前

  • 21世紀美術館で現代アートを見る(滞在時間:1.5時間)
  • 「スイミング・プール」を上から見る。2027年5月6日〜2028年3月(予定)は改修で休館

  • 長町武家屋敷跡で歴史散策(滞在時間:1時間)
  • 武家屋敷跡 野村家で庭と屋敷を見る
  • 土塀の続く路地を歩く

午後

  • 金沢駅周辺でお土産ショッピング(滞在時間:1時間)
  • 金箔工芸品や和菓子など、金沢土産は駅の中でほぼそろう

夕方

  • 帰路

1日目は兼六園から金沢城公園、近江町市場、ひがし茶屋街と、半径2kmほどの中を回ります。2日目は21世紀美術館と長町武家屋敷跡を見て、昼すぎには駅に戻れる組み方です。

2泊3日モデルコース(市内観光+郊外エリアや体験)

【1日目】兼六園・金沢城公園と東側の茶屋街

午前

  • 兼六園・金沢城公園でのんびり散策(滞在時間:2.5時間)
  • 園内の時雨亭で抹茶と和菓子(有料)
  • 玉泉院丸庭園も合わせて見学

  • ひがし茶屋街で町家ランチ(滞在時間:1.5時間)
  • 町家を使った店で加賀料理を食べる

午後

  • 金箔貼り体験(滞在時間:1時間)
  • 受付の方法と貼れる品は施設ごとに違うので、前もって確かめる

夕方

  • 浅野川沿いの主計町茶屋街を歩く(滞在時間:1時間)
  • ひがし茶屋街からは川を渡ってすぐ

  • 加賀料理の店か、宿の夕食

【2日目】21世紀美術館・近江町市場・西側の茶屋街

午前

  • 21世紀美術館で現代アート鑑賞(滞在時間:2時間)
  • 有料の展覧会ゾーンまで入るなら2時間みておく

  • 近江町市場で昼ごはん(滞在時間:1時間)
  • 1日目に食べられなかったものをここで

午後

  • 鈴木大拙館(滞在時間:1時間)
  • 水鏡の庭の前で座って過ごす。屋内で過ごせるので雨や雪の日にも向く

夕方

  • にし茶屋街を歩く(滞在時間:1時間)
  • 金沢市西茶屋資料館(入館無料)で、再現されたお茶屋の座敷を見る

  • 温泉の大浴場がある宿なら、ここで体を温める

【3日目】文化施設とお土産ショッピング

午前

  • 石川県立歴史博物館で金沢の歴史を学ぶ(滞在時間:1.5時間)
  • 建物は旧陸軍の兵器庫だった赤レンガ棟

  • 香林坊エリアでショッピングとランチ(滞在時間:1.5時間)
  • 百貨店や商業ビルが集まる中心街

午後

  • 尾山神社参拝とお土産購入(滞在時間:1時間)
  • 和・漢・洋の様式を混ぜた神門を見る

夕方

  • 帰路

1泊2日との違いは、金箔貼り・主計町・鈴木大拙館・にし茶屋街・歴史博物館が入ることと、1日あたりの立ち寄り先が3〜4か所で済むことです。市内だけでこの行程を組むと、3日目はやや手が余ります。そこを加賀温泉郷か能登にあてる組み方は、上の「2泊3日は長い?」で書きました。

3泊以上の楽しみ方(石川県全体をめぐる旅)

【1日目・2日目】金沢市内 2泊3日コースをベースに、さらに詳しく市内の名所を巡ります。

空いた時間には、金沢能楽美術館・金沢蓄音器館・安江金箔工芸館のような、テーマを絞った小さな施設が入れられます。どこも屋内なので、天気の悪い日の差し替え先にもなります。

【3日目】能登方面日帰り観光

午前

  • 輪島朝市で能登の海の幸を味わう(滞在時間:1.5時間)※2024年の火災で朝市通りは焼失し、現在は市内の商業施設に場所を移して営業しています。開催場所は事前に確認してください
  • 新鮮な海産物や地元の特産品を購入(出店数は日によって変わります)

  • 輪島塗会館(滞在時間:1時間)。石川県の観光公式サイトの案内では、2026年9月時点で地震の影響により2階の展示資料室は入れず、営業は1階のみ。土日祝は休み
  • 行く前に営業日を確認する

午後

  • 白米千枚田(滞在時間:1時間)。見学は自由
  • 駐車場は道の駅千枚田ポケットパークの中

夕方

  • 和倉温泉の総湯で日帰り入浴(朝7時から営業。温泉街の足湯は地震の被害で休止中)
  • 金沢へ戻り宿泊

【4日目】加賀温泉郷

午前

  • 山代温泉か山中温泉で湯に入る(滞在時間:2時間)
  • どちらも共同浴場の「総湯」があり、日帰りで入れる

  • 加賀フルーツランドでフルーツ狩り(滞在時間:1時間)
  • 採れる果物は季節で変わる

午後

  • 九谷焼窯跡展示館で陶芸文化に触れる(滞在時間:1時間)
  • 江戸後期の吉田屋窯の窯跡と、九谷焼で現存する最古の登り窯を見る

夕方

  • 金沢駅へ戻り帰路

3泊以上の組み方の要点は、能登の日と加賀の日を分けることです。能登は金沢の北、加賀は南で、1日で両方は回れません。能登の日は公共交通の本数が限られるので、その日だけ車を借りる手もあります。

能登の施設は震災からの復旧の途中で、営業の状況が月単位で変わります。上に書いた内容は2026年9月時点で公式が案内しているものです。行く前にもう一度確かめてください。

何泊すると、どこまで回れるかモデルコースに書かれている滞在時間をそのまま並べたもの。棒の長さが1か所あたりの滞在時間です金沢市内金沢の外へ足をのばす01時間2時間3時間4時間5時間6時間1泊2日|定番観光地を効率よく巡る1日目兼六園近江町市場金沢城公園ひがし茶屋街2日目21世紀美術館長町武家屋敷跡金沢駅周辺2泊3日|観光+体験+グルメをバランス良く1日目兼六園・金沢城公園ひがし茶屋街金箔貼り体験主計町茶屋街2日目21世紀美術館近江町市場鈴木大拙館にし茶屋街3日目石川県立歴史博物館香林坊エリア尾山神社3泊以上|能登・加賀温泉郷へ1・2日目は2泊3日コースがベース。3日目から金沢の外へ3日目能登方面輪島朝市輪島塗会館白米千枚田4日目加賀温泉郷山代温泉または山中温泉加賀フルーツランド九谷焼窯跡展示館棒に入れたのは滞在時間が書かれている立ち寄り先だけ。移動・食事・宿での時間は含みません出どころ:本記事「【滞在日数別】おすすめのモデルコース」に書かれた滞在時間

冬(12〜2月)に行くなら、1泊足す

冬の金沢は、夏と同じ行程が組めません。理由は暗くなるのが早いことと、足元が悪いことの2つです。

12月1月2月
雪の降る日14.5日22.7日19.9日
降水量301mm256mm163mm
日照時間68.9時間62.3時間86.5時間

数字は気象庁が公表している金沢の平年値(1991〜2020年)で、金沢の天気と服装の記事から引いています。「雪の降る日」はみぞれを含む日数です。

国立天文台の暦計算室によると、金沢の日の入りは2026年12月上旬で16時38分、冬至の12月21日で16時41分、2027年1月1日でも16時48分です。夏至(2026年6月21日)の19時15分とくらべると2時間半早く沈みます。兼六園も10月16日から2月末日までは8時〜17時(最終入園16時30分)の開園です。

そのうえ1月の日照は62.3時間で、1日あたり約2時間。雪の降る日は1月22.7日・2月19.9日あり、12月は雪より冷たい雨の月で降水量が年間最多の301mmです。雪やみぞれで路面が濡れると、石畳の茶屋街や坂道では歩く速さが落ちます。

なので冬は、次の3つで組み直します。

  • 同じ行程でも1泊多めに見る。1泊2日の行程なら2泊3日に広げ、屋外の立ち寄り先は1日2〜3か所にする
  • 屋内の行き先を混ぜる。21世紀美術館・鈴木大拙館・石川県立歴史博物館・近江町市場のように、天気に左右されない場所を1日に1つは入れる
  • 温泉の大浴場がある宿にする。16時台に暗くなると、宿に戻る時間も早くなる。冷えて戻った夕方に湯へ入れると一日の終わり方が変わる。金沢市内にも天然温泉か大浴場のある宿が46軒あり、金沢市内で温泉に入れる宿46軒にまとめた

服と靴は、防寒より先に防水です。詳しくは金沢の天気と服装に月別に書きました。

冬の楽しみで泊数を決めるなら

カニ:石川のカニ漁は11月6日に解禁され、メスの香箱ガニは12月29日で漁期が終わります。香箱ガニが目当てなら11〜12月の旅になります。日付の詳しいことはカニ解禁日2026に、夕食にカニが出る宿はカニを食べに泊まる石川の宿90軒に並べました。カニの夕食を宿でとる夜は、その晩の予定をほかに入れないつもりで1泊に数えておくと楽です。

兼六園の雪吊り:例年11月1日に唐崎松から作業が始まり、12月中旬までに園内を一巡します。作業中の姿を見るなら11月、仕上がった園内なら12月中旬以降です。兼六園の雪吊りはいつから?に時期ごとの見え方をまとめました。

日数が少なくても効率よく金沢旅行を楽しむポイント

金沢駅の鼓門ともてなしドーム
金沢駅の鼓門。駅のまわりに泊まると、着いた日も帰る日も動きやすくなります 写真:MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)

短い日程で差が出るのは、荷物・回る順番・移動手段の3つです。それぞれ詳しい記事があるので、ここでは要点だけ書きます。

移動時間を節約するなら「金沢駅周辺の宿泊」が便利

1泊2日なら、宿は金沢駅の近くが組みやすくなります。着いた日は荷物を置いてすぐ動けて、帰る日はチェックアウト後に駅で荷物を預けたまま観光し、そのまま新幹線に乗れます。駅のコインロッカーは892個ありますが、連休は埋まります。宿へ送る方法も含めて手ぶらで金沢を回るに書きました。お土産と食事は駅の中でほぼそろうので、最終日の時間調整にも使えます(金沢駅の周辺ガイド)。

観光スポットはエリアごとにまとめて回るのがコツ

兼六園・金沢城公園・21世紀美術館は隣り合っていて、歩いて移れます。この3か所を半日でまとめ、残りの半日で近江町市場からひがし茶屋街・主計町(近江町市場からひがし茶屋街は徒歩15分ほど)へ。長町武家屋敷跡とにし茶屋街は兼六園から見て西側にあるので、別の半日にまとめると行き来が減ります。スポット間の距離は金沢観光の距離感マップで確かめられます。

レンタサイクルや周遊バスを活用してスムーズに移動

金沢市内はバスで足ります。市内を3回以上乗る日は、1日乗車券でたいてい元が取れます。料金と種類は変わることがあるので、使う前に北陸鉄道の案内で確かめてください。バスと車の使い分けは金沢観光はバスで足りる?に書きました。

晴れた日なら、金沢市の公共シェアサイクル「まちのり」も使えます。借りたポートと違うポートに返せるので、片道だけ自転車という使い方ができます。ただし雨の日と、雪と凍結のある12〜2月は向きません。金沢はレンタサイクルが効く街に向いている使い方をまとめました。

石川旅プランナー無料・登録不要何泊で、どう回る?ここで決まる必要な泊数をたしかめる

泊数が決まったら、次は「どこに泊まるか」

何泊するかと同じくらい旅の中身を変えるのが、宿の場所です。金沢はコンパクトな街なので、駅前・中心部・郊外の温泉地のどれを選ぶかで、同じ一泊でも過ごし方がまるで変わります。滞在日数ごとに、相性のいい宿の取り方をまとめました。

1泊2日なら、移動時間を削れる場所に

一泊しかないなら、宿は「早く着いて、早く出られる場所」が正解です。金沢駅に直結していれば荷物を置いてすぐ動けますし、兼六園まで歩ける宿なら、開園と同時にまだ人のいない庭を見られます。移動に使う30分は、一泊の旅ではかなり大きい。

駅直結と、兼六園まで歩ける宿。着いてすぐ動きたい人向けです。

2泊3日なら、宿そのものを楽しみに入れる

二泊あると、二日目の夜に余白ができます。ここで効いてくるのが、宿の中で完結する楽しみです。街なかにいながら天然温泉の大浴場に入れる宿もあれば、加賀友禅を室内にしつらえた部屋もある。夕食に加賀料理を出す料亭旅館を選べば、それだけで一晩の予定が埋まります。

温泉の大浴場、加賀友禅の部屋、料亭の夕食。宿そのものが目的地になる3軒です。

3泊以上なら、一晩を湯涌温泉にまわす

三泊するなら、全部を市街地で過ごさないほうが記憶に残ります。金沢の奥座敷と呼ばれる湯涌温泉は、市街から車でおよそ30分。同じ金沢市内なのに、山あいに入った途端に音が変わります。市内観光を二泊で済ませて、最後の一晩だけ湯涌に移る。三泊あるなら、いちばん勧めたい使い方はこれです。

金沢の奥座敷。市街から車で約30分、同じ市内とは思えない静けさです。

石川旅プランナー無料・登録不要宿が決まったら、回り方も決めよう回り方を組み立てる

2泊以上なら、1泊を温泉地に振り分ける

金沢だけで2泊すると、2日目の午後に手持ち無沙汰になります。2泊以上取れるなら、1泊を加賀温泉郷か和倉温泉に振ると旅の密度が上がります。金沢から電車で30分の山代温泉で、口コミの多い順に3軒。

山代温泉 ゆのくに天祥
山代温泉 ゆのくに天祥(写真:楽天トラベル)

山代温泉にある大型の旅館です。宿の紹介では、自家源泉と引き湯を使い、3つの大浴場に18種類の風呂を用意しているとのことです。

風呂自慢を掲げるだけあって、項目別でも風呂の4.63が評価を引っ張っています。大浴場は男女入れ替え制です。

加賀伝統工芸村ゆのくにの森の入村券が付き、宿から車で約15分で行けます。館内には足湯処があり、夏は屋外プールも開きます。

加賀温泉駅から予約制の無料送迎が出ています。部屋や食事場所の希望は受け付けないと宿が知らせているので、そこはお任せするつもりで選ぶとよさそうです。

風呂温泉・大浴場・露天風呂・サウナ・水風呂
最低料金(1人)11,330円
部屋数146室
チェックイン / アウト15:00 / 10:00
駐車場[台数]約250台(屋外) [料金]無料 ※正面玄関へお越しください。車両係が誘
口コミ3719件・平均4.49
山代温泉 吉田屋 山王閣
山代温泉 吉田屋 山王閣(写真:楽天トラベル)

山代温泉の古総湯まで直線で約200mの旅館です。加賀温泉駅から予約制の無料送迎があり、電車でも向かえます。

夕食は部屋か食事処で出ます。口コミでも食事の4.67が、項目別ではいちばん高い数字です。朝食は和洋のバイキングで、和定食になる日もあります。

夏にはプールが開き、館内にはカラオケルームや売店、エステサロンもあります。女性には色浴衣の無料貸し出しがあります。

カーナビが裏手を指す場合があると宿は知らせています。夕食付きのプランなら、19時までに宿へ入っておきましょう。

風呂温泉・大浴場・露天風呂・サウナ・家族風呂・天然温泉・水風呂
最低料金(1人)8,800円
部屋数46室
チェックイン / アウト14:00 / 11:00
駐車場無料駐車場有あり。バイク向け屋根付きスペースも有あり。
口コミ2188件・平均4.51
大江戸温泉物語Premium 山下家
大江戸温泉物語Premium 山下家(写真:楽天トラベル)

山代温泉の古総湯から直線で約50mに建つ、大型の温泉ホテルです。夕食も朝食もバイキングで出ます。

宿の紹介では、露天風呂から加賀平野を見渡せるとのことです。館内には大浴場のほかに卓球やゲームコーナーもそろっています。

5000冊のまんがコーナーがあり、館内だけでも一日のんびり過ごせます。子ども連れや大人数の旅にも合いそうです。

口コミでは設備が3.93、立地が3.95と、ほかの項目にくらべると控えめな数字です。加賀温泉駅からのシャトルバスは前もっての予約が要ります。

風呂温泉・大浴場・露天風呂・サウナ
最低料金(1人)12,600円
部屋数108室
チェックイン / アウト15:00 / 11:00
駐車場有り 120台 無料
口コミ1775件・平均4.05

山代温泉の宿は山代温泉の宿22軒に全軒、温泉地の選び方は加賀温泉郷の4つの違い、何泊がいいかの続きは加賀温泉郷は何泊がおすすめかに書きました。金沢市内に泊まるなら温泉に入れる宿46軒から。

まとめ

  • 初めてなら1泊2日。兼六園・金沢城公園・近江町市場・ひがし茶屋街・21世紀美術館・長町武家屋敷跡まで回れる。午前中に着く便を取る
  • 金沢市内だけで2泊すると、2日目の午後か3日目が空きやすい。2泊するなら1日を加賀温泉郷か能登へ
  • 加賀と能登の両方なら3泊4日。能登の日と加賀の日は分ける
  • 12〜2月は1泊足す。12月の日の入りは16時40分前後、1月は雪の降る日が22.7日。屋内の行き先を混ぜ、大浴場のある宿にする
  • 21世紀美術館は2027年5月6日〜2028年3月(予定)まで改修で休館。この時期に行くなら行程から外す
  • 能登の施設は営業状況が変わりやすい。行く前に公式の案内を確かめる

写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと


Sightseeing

この記事に出てくる観光スポット

本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。

金沢蓄音器館1日3回の「蓄音器聴き比べ」が本体。310円で電気を使わない音を体験できます。実演の時間をまとめました。ページを見る
湯涌温泉金沢の奥座敷。490円で入れる総湯 白鷺の湯と、金沢湯涌江戸村の時間・料金をまとめました。ページを見る
鈴木大拙館谷口吉生の設計。水鏡の庭に座るための場所です。開館時間と観覧料、滞在の目安をまとめました。ページを見る
尾山神社和漢洋が同居する神門とギヤマン。参拝無料、駐車場15台、夜のライトアップまで。ページを見る