石川の冬は、天気だけ見れば一年でいちばん悪い季節です。12月の降水量は年間最多、1月の日照は1日あたり2時間。それでも冬に来る人が多いのは、食べものと湯が、この季節にいちばん良くなるからです。
この記事は、12月から2月の石川に何があるかを一枚にまとめたものです。詳しいところはそれぞれの記事に分かれているので、ここから入って必要なところへ進んでください。
冬の石川、月ごとの流れ

| 時期 | 食べもの | 景色・行事 |
|---|---|---|
| 11月上旬 | 11月6日にカニ解禁。加能ガニと香箱ガニが一斉に出る | 紅葉が見頃。11月1日から雪吊りの作業が始まる |
| 12月 | 寒ブリが本番に入る。カニは続く。能登の牡蠣が始まる | 雪が降りはじめる。年間で最も雨が降る月。12月16日に気多大社の鵜祭 |
| 1月 | カニ、寒ブリ、牡蠣、かぶら寿司が全部そろう | 初詣。雪がいちばん多い月 |
| 2月 | 香箱ガニは終了。加能ガニと牡蠣は続く | 兼六園の冬のライトアップ(例年2月上旬)。穴水の牡蠣まつり |
| 3月 | カニ漁は3月で終わる | 雪が落ち着く。人が少なく、宿が取りやすい |
食の密度でいえば12月と1月が頂点です。カニ・寒ブリ・牡蠣が同時にある月は、この2か月しかありません。
食べるもの

石川の冬は、カニだけではありません。
- 加能ガニ・香箱ガニ:11月6日解禁。オスが加能ガニ、メスが香箱ガニで、香箱は12月末までと期間が短い。違いは加能ガニ・香箱ガニとは?に
- 寒ブリ:能登の定置網で12月から。カニに比べて値段が上がりにくく、冬の石川では実はいちばん食べやすい。能登の寒ブリは12月から
- 能登の牡蠣:穴水と七尾・中島が産地。12月から3月が本番。能登の牡蠣はいつから?
- かぶら寿司:冬だけの発酵食。年末に集中してつくられます。かぶら寿司とは?
- のどぐろ:通年ですが、冬は脂がのります。のどぐろとは?
冬の味覚がいつ何が揃うかを月ごとに並べた記事が能登の寒ブリは12月から|石川の冬の味覚カレンダーです。日程を決める前にこれを見ると、外しにくくなります。
見るもの

- 兼六園の雪吊り:11月1日に唐崎松から作業が始まり、12月中旬までに園内をひと巡り。雪が降っていなくても見られます。兼六園の雪吊りはいつから?
- 冬のライトアップ:例年2月上旬に兼六園・金沢城のライトアップがあり、期間中は入園が無料になります。雪吊りが光る夜は冬だけのものです
- 雪景色:金沢の最深積雪の平年値は1月で22cm。街が埋まるほどではありませんが、茶屋街と兼六園に雪が乗ると景色が変わります
どのくらい積もるのか、いつ降るのかは石川の雪はいつからいつまで?に数字で書きました。
冬の行事

- 12月16日 気多大社の鵜祭(羽咋市)。深夜に行われる能登の神事。気多大社の鵜祭は12月16日
- 年末年始:近江町市場も兼六園も飲食店も、休みが年ごとに違います。年末年始の金沢、何が開いているか
- 初詣:白山比咩神社、尾山神社、気多大社。石川の初詣
- 2月 あえのこと(奥能登)。ユネスコ無形文化遺産の民俗行事。一般公開の有無は年によって違います
年間の行事は石川の祭り・行事カレンダーにまとめました。
冬に行くとき、先に決めておくこと

冬の石川は、準備で快適さがかなり変わります。3つだけ、先に決めておいてください。
- 車を使うか。12月から3月に運転するなら冬用タイヤが前提です。石川の冬、レンタカーにスタッドレスは要る?
- 雨の日の逃げ場。晴れる前提で組むと崩れます。雨の日の金沢観光は困らない
- 服装。気温だけ見ると東京と大差なく見えますが、湿った風が強いので体感が違います。金沢の天気と服装
傘は必ず持ってきてください。折りたたみでもいいのですが、石川の冬は風が強く、小さい傘は裏返ります。フードのついた上着があれば、そちらのほうが確実です。
どこに泊まるか

冬は、温泉に泊まる理由がいちばんはっきりする季節です。加賀温泉郷と和倉温泉はカニのプランが出そろい、値段も上がります。12月から2月の週末は早く埋まるので、日程が決まったら宿を先に押さえてください。
温泉地ごとの規模と値段は石川の温泉地、宿は何軒ある?に、金沢に安く泊まる場合は石川の宿は1泊いくらから泊まれる?にまとめました。
金沢だけで冬を過ごすなら冬の金沢の過ごし方、いつ行くか自体を迷っているなら石川旅行は何月がいい?をどうぞ。
行事の日程は年によって変わります。お出かけ前に必ず公式の発表をご確認ください。
写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと
Sightseeing
この記事に出てくる観光スポット
本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
