石川の道の駅は26駅で、そのうち17駅が能登にあります。外周の国道249号沿いに並んでいるので、そのまま一周のルートになります。

ただし、距離を計算すると日帰りは無理だと分かります。能登のドライブコースを何時間で組むかは、この数字から決まります。

直線距離で268km

見附島(珠洲市)
見附島(珠洲市)

金沢を出て外周を回り、七尾から戻るルートです。道の駅の目印になる地点をつないで、直線距離を出しました。

区間直線距離
金沢駅 → 千里浜28.6km
千里浜 → 氣多大社(羽咋)12.3km
氣多大社 → 巌門・能登金剛(志賀町)19.9km
巌門 → 輪島朝市35.4km
輪島朝市 → 白米千枚田8.3km
白米千枚田 → 禄剛崎(珠洲の先端)32.1km
禄剛崎 → 見附島8.9km
見附島 → 道の駅すず塩田村11.8km
すず塩田村 → 和倉温泉47.3km
和倉温泉 → 七尾4.4km
七尾 → 金沢駅59.3km
合計268km

これは直線距離です。道路は海岸線に沿って曲がるので、実際はこれより3〜4割長くなります。一般に能登半島一周は約300km、能登島や外浦の寄り道を入れると350kmを超えると言われます。

123456789101130km以上の区間それ以外N
能登半島の外周ルート(番号が回る順)。太い線が30km以上の区間です。
1 金沢駅 28.6 2 千里浜 12.3 3 氣多大社 19.9 4 巌門 35.4 5 輪島朝市 8.3 6 白米千枚田 32.1 7 禄剛崎 8.9 8 見附島 11.8 9 すず塩田村 47.3 10 和倉温泉 4.4 11 七尾 59.3 金沢駅(単位km・直線距離)。
合計268km。道路ではこれより3〜4割長くなります。

走行だけで5時間

金沢から珠洲(半島の先端)まで、片道でおよそ2時間30分。内陸側から金沢へ戻るのに、同じくらいかかります。

つまり運転しているだけで5時間前後。ここに見学と食事が乗ります。

日帰りで一周は、走るだけで終わります。朝8時に出て、どこにも寄らず夕方に帰ってくる計算になるので、旅として成立しません。

長い区間が4つある

禄剛埼灯台(珠洲市)
禄剛埼灯台(珠洲市)

上の表で太字にしたところです。この4区間が、計画を左右します。

区間直線何が起きるか
すず塩田村 → 和倉温泉47.3km内浦側に抜ける長い移動。途中で日が暮れやすい
七尾 → 金沢59.3km最後の帰り道。疲れている時間帯
巌門 → 輪島35.4km外浦の海沿い。店が少ない区間
白米千枚田 → 禄剛崎32.1km半島の先端へ。ここも店が少ない

逆に、珠洲の中は近いです。禄剛崎→見附島8.9km、見附島→すず塩田村11.8km。珠洲に入ってしまえば、移動は短くなります。

輪島朝市→白米千枚田も8.3kmしかありません。輪島と千枚田はセットで回れます。

1泊2日の組み方

輪島朝市(輪島市)
輪島朝市(輪島市)

日帰りが無理なら、どこに泊まるか。道の駅めぐりを兼ねるなら、なおさら泊まりが要ります。泊まる場所で、2日目がまったく変わります。

案1:輪島に泊まる(外浦を厚く)

  • 1日目:金沢 → 千里浜 → 氣多大社 → 巌門 → 輪島泊
  • 2日目:白米千枚田 → 珠洲(禄剛崎・見附島・塩田村)→ 和倉・七尾 → 金沢

1日目が軽く、2日目が重い組み方です。2日目に長い区間(すず塩田村→和倉47.3km、七尾→金沢59.3km)が2つとも入るので、朝早く出ないと厳しいです。

輪島の宿から選びます。

案2:珠洲に泊まる(先端まで初日に)

  • 1日目:金沢 → 千里浜 → 輪島 → 白米千枚田 → 珠洲泊
  • 2日目:禄剛崎 → 見附島 → 和倉・七尾 → 金沢

1日目が長い代わりに、2日目に余裕が出ます。半島の先端で朝を迎えられるのがこの案の価値です。珠洲の宿

案3:和倉温泉に泊まる(無理をしない)

  • 1日目:金沢 → 千里浜 → 氣多大社 → 七尾 → 和倉温泉泊
  • 2日目:能登島、または輪島方面を往復

一周をあきらめる案です。そのかわり温泉に泊まれて、運転時間が半分以下になります。

初めての能登で、運転する人が1人しかいないなら、これがいちばん現実的だと思います。和倉温泉の宿

2泊できるなら

輪島と珠洲の両方に泊まる形になります。1日あたりの走行が2時間前後に収まるので、道の駅にきちんと寄れます。

一周268km(道路で300km超)を、無理なく味わえる最小単位が2泊です。

走る前に決めておくこと

千里浜なぎさドライブウェイ(空撮)
千里浜なぎさドライブウェイ(空撮)

給油

外浦は店が少ない区間があります。輪島より先へ入る前に、燃料を満たしておくのが基本です。半分を切ったら入れる、くらいの余裕を持ってください。

食事

時間で決めず、開いている場所で食べる。これが能登の鉄則です。次の店まで30km以上あることがあります。道の駅は、その意味で貴重な選択肢になります。

トイレ

同じ理由で、寄れるときに寄る。道の駅の間隔が、そのまま計画の単位になります。

道路の状況

これがいちばん重要です。

能登の道路には、片側交互通行や迂回が残っている区間があります。規制の位置と数によって、所要時間は大きく変わります。

この記事では個別の区間について書きません。月単位で変わるためで、ここに書いた時点の情報を頼りにされると危険だからです。出発前に、県や道路管理者の道路情報で確認してください。

同じ理由で、個別の道の駅が営業しているかどうかも書いていません。再開している駅と、していない駅が混在します。

能登へ行くときの考え方は能登はいま行っていいのかにまとめました。

飛行機を使うと、話が変わる

のと里山空港は羽田から1便で、空港そのものが道の駅です。

ここでレンタカーを借りると、金沢からの往復(金沢→千里浜28.6km、七尾→金沢59.3km)が丸ごと消えます。奥能登を回るのが目的なら、金沢に入るより速い入り方です。

まとめ

  • 能登の外周は直線で268km。道路では約300km、寄り道を入れると350km超
  • 走行だけで5時間前後。日帰り一周は、走るだけで終わる
  • 長い区間は4つ。すず塩田村→和倉47.3km、七尾→金沢59.3km、巌門→輪島35.4km、白米千枚田→禄剛崎32.1km
  • 珠洲の中と、輪島〜千枚田は近い(8〜12km)
  • 1泊なら輪島泊(2日目が重い)/珠洲泊(1日目が重い)/和倉泊(一周をあきらめる)
  • 無理なく回る最小単位は2泊
  • 給油・食事・トイレは寄れるときに寄る。道路規制と道の駅の営業は出発前に確認
  • 奥能登だけなら、のと里山空港から入ると往復88kmが消える

Sightseeing

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