金沢に2泊、3泊するなら、1日を県内のどこかに使えます。石川県は南北に細長く、金沢はちょうど真ん中。北へ向かえば能登、南へ下れば加賀と小松、東へ入れば白山です。この記事では、金沢を起点に日帰りで往復できる範囲をエリアごとにまとめました。移動時間はいずれも車での目安です。
北へ:羽咋・七尾(片道1時間〜1時間30分)
いちばん組みやすい日帰りコースです。のと里山海道を北へ走ると、砂浜を車で走れる千里浜なぎさドライブウェイに着きます。金沢から1時間ほど。ここを走ってから羽咋の氣多大社と妙成寺を回り、さらに七尾まで足を延ばして和倉温泉で湯に入って帰る、という一日が成立します。
子ども連れなら、七尾からさらに能登島へ渡ってのとじま水族館という選択もあります。金沢からは片道1時間30分ほど。朝早く出る前提の行程になります。
南へ:小松(片道40分〜1時間)
小松は「乗りもののまち」です。建設機械のコマツが創業した土地で、駅前の「こまつの杜」には世界最大級の大型ダンプが置かれています。入場は無料。少し足を延ばせば、常時500台を展示する日本自動車博物館があります。
同じ小松市内には那谷寺もあります。奇岩の岩山を背にした古刹で、こちらは静かに歩く場所。乗りものと寺という組み合わせは妙ですが、車なら半日で両方回れます。変わったものが見たければ、洞窟に石像が並ぶハニベ巌窟院という選択肢も。
南へ:加賀温泉郷(片道1時間)

山代・山中・片山津。温泉地が3つ並んでいて、どれも日帰り入浴ができます。山代温泉には洗い場のない「古総湯」があり、明治の入浴作法をそのまま体験できます。山中温泉なら、鶴仙渓に架かるこおろぎ橋から渓谷の遊歩道を歩くのがいい。片山津は湖のほとりで、朝6時から開いています。
東へ:白山(片道40分〜1時間)
全国の白山神社の総本宮、白山比咩神社があります。境内の杉並木は参道を歩いてこそなので、時間があれば表参道から。近くの獅子吼高原はゴンドラで上がれて、金沢平野と日本海を一望できます。手取川をさかのぼれば、落差32mの綿ヶ滝がある手取峡谷。金沢から1時間かからずに渓谷まで行けます。
奥能登(片道2時間以上・日帰りは覚悟がいる)
輪島や珠洲まで行くと、金沢から片道2時間から2時間30分。白米千枚田、輪島朝市、見附島、禄剛崎。行けないことはありませんが、移動が一日の大半になります。
能登半島地震のあと、道路や施設の状況は場所によって変わります。奥能登を目的地にするなら、日帰りで急ぐより一泊して、その土地でお金を使って帰るほうが、こちらの満足度も現地への貢献も大きくなります。
無理に日帰りしない、という選択
ここまで日帰りの話をしてきましたが、片道1時間を超えるあたりから、日帰りは「行って帰るだけ」になりがちです。とくに奥能登と加賀温泉郷は、一泊してしまったほうが結果的に見られるものが増えます。金沢に連泊せず、二日目の夜だけ移すという組み方もあります。
和倉、輪島、山代。金沢から移動して一泊するなら、このあたりです。
車がない場合
加賀方面はJRが使えます。金沢から加賀温泉駅まで特急で30分ほど、そこから周遊バス「キャンバス」で那谷寺や山中温泉へ回れます。小松も鉄道で行けます。
難しいのは能登方面です。千里浜も能登島も公共交通だけでは動きにくく、レンタカーが前提になります。日程の中で1日だけ車を借りる、という組み方が現実的です。
金沢市内だけで過ごす日の組み立ては、別記事にまとめています。
Sightseeing
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本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
