金沢には茶屋街が3つあります。ひがし茶屋街、にし茶屋街、そして主計町茶屋街です。
このうち主計町は、読み方でつまずく人がほとんどです。
読み方は「かずえまち」
主計町と書いて、かずえまちです。「しゅけいちょう」ではありません。
加賀藩の家臣・富田主計(とだ かずえ)の屋敷があったことに由来する地名とされます。
ちなみにこの地名は、住居表示で一度消えたあと、旧町名として復活したという経緯を持っています。金沢が古い町名を戻す取り組みをした、その最初の例です。
ひがし茶屋街との違い

主計町は、ひがし茶屋街から浅野川を挟んで、歩いて5分ほどの場所にあります。近いのですが、性格がかなり違います。
| ひがし茶屋街 | 主計町 | |
|---|---|---|
| 人の多さ | 多い。日中は通りが埋まる | 少ない |
| 通りの長さ | メインが約200m | もっと短い |
| 店の数 | 多い。食べ歩き・土産・カフェ | 少ない。飲食店が中心 |
| 川との関係 | 川からは少し離れる | 浅野川に面している |
| 建物 | 見学できる茶屋がある | 現役の店が多い |
いちばんの違いは人の数です。ひがし茶屋街が観光地として完成しているのに対し、主計町は生活と営業が続いている場所という色が強く残っています。
見どころ

浅野川沿いの通り
主計町の主役はここです。川に面して二階建ての木造が並びます。夕方、灯りが入り始める時間がいちばんきれいです。
暗がり坂
主計町から尾張町へ抜ける細い石段です。名前のとおり薄暗く、旦那衆が人目を避けて茶屋に通った道とされます。
坂の上には神社があります。通り抜けられるので、道として使えます。
あかり坂
暗がり坂の近くにあるもう1つの坂です。こちらは名前が新しく、作家の五木寛之が命名したとされます。
中の橋
浅野川に架かる小さな木の橋です。主計町側と対岸をつなぎます。ここから見る川沿いの家並みが、主計町らしい景色になります。
食べ歩きには向かない
正直に書くと、主計町は食べ歩きの街ではありません。
ひがし茶屋街のように、その場で食べられるものを売る店が並んでいるわけではありません。主計町にあるのは、夜に営業する料理店が中心です。
だから、
- 食べ歩きをしたい … ひがし茶屋街へ。ひがし茶屋街の食べ歩きにまとめました
- 静かに歩きたい、写真を撮りたい … 主計町
- 夜にきちんと食べたい … 主計町
という使い分けになります。
昼間に開いているカフェもありますが、数は多くありません。
いつ行くか
夕方から夜のはじめがいちばんです。
- 川沿いの家に灯りが入る
- 日中の観光客が引いている
- 店が動き出す時間
逆に、朝から昼にかけては静かすぎて、何も起きていないように見えます。写真を撮るなら朝もありますが、街として動いているのは夕方以降です。
歩く順番
ひがし茶屋街とセットで回るのが効率的です。
1. ひがし茶屋街(午後の遅い時間)
2. 浅野川沿いを歩いて主計町へ(5分ほど)
3. 暗がり坂を上って尾張町へ抜ける
この流れなら、片道で両方回れます。戻る必要がありません。
1泊2日でこの組み方をする場合は金沢1泊2日をカップルで回るならに全体の流れを書きました。
歩くときの注意
- 石畳です。濡れると滑ります。靴は金沢旅行の靴を参考にしてください
- 生活している人がいます。建物の中や、玄関先を撮るのは控えてください
- 道が狭く、車も通ります
まとめ
- 読み方はかずえまち。旧町名として復活した地名
- ひがし茶屋街から歩いて5分。ただし人の数がまるで違う
- 見どころは浅野川沿いの家並み、暗がり坂、あかり坂、中の橋
- 食べ歩きには向かない。静かに歩く街、夜に食べる街
- いちばんいいのは夕方から夜のはじめ
Sightseeing
この記事に出てくる観光スポット
本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
