ひがし茶屋街の写真を見て行ってみたら、人だらけで写真が撮れなかった。よく聞く話です。
この街並みは狭い通りに家が並んでいるので、人が入ると一気に混んで見えます。何時に行くかで、体験がまるで変わる場所です。
人が少ないのは朝8時台まで

観光客が動き出すのは9時を過ぎてからです。それより前、朝の8時台なら通りに人がほとんどいません。
ただし店はまだ開いていません。「街並みを見たい・写真を撮りたい」なら朝、「店に入りたい」なら昼、と目的で分けて考えるのが確実です。
朝に街並みを見て、いったん近江町市場のほうへ移動して朝ごはんを食べ、昼にまた戻ってくる。これができるくらいには近い距離です。
店が開くのは10時〜11時ごろ
茶屋建築を使ったカフェや工芸の店は、10時から11時ごろに開き始めます。そして夕方には閉まります。
夜になると通りは静かになり、灯りだけが残ります。人はいませんが、入れる店も少なくなります。夜の茶屋街は「歩く」ためのもので、「過ごす」ためのものではないと思っておくといいです。
光がきれいなのはいつか
通りが東西に走っているので、朝と夕方に低い光が街並みに差し込みます。格子と土壁の陰影が出るのはこの時間です。
真昼は上から光が落ちるので、写真としては平坦になりがちです。街並みそのものを撮りたい日は、朝を狙ってください。
どのくらい時間を見ておくか
- 歩くだけ:30分もあれば通りを往復できます
- 店に入る:1〜2時間。カフェで座ると、それだけで1時間は経ちます
- 体験も入れる:半日。金箔貼りや和菓子づくりを組み込む場合
「ひがし茶屋街で一日」という組み方はしません。半日の中の一区画として扱うほうが、金沢は回りやすくなります。
主計町とにし茶屋街もある

金沢には茶屋街が3つあります。ひがしが一番大きく、一番混みます。
浅野川沿いの主計町は、ひがし茶屋街から歩いて数分。人はずっと少なく、川沿いの道が静かです。混雑に疲れたら、こちらに逃げてください。
にし茶屋街は市街の反対側で、規模は小さいながら現役のお茶屋が残っています。3つを全部回る必要はありませんが、ひがしだけで「金沢の茶屋街を見た」と決めてしまうのは少しもったいない。
どうやって行くか

金沢駅からバスで10分ほど。橋場町のバス停で降りて歩きます。
近江町市場からなら歩けます。市場で朝ごはんを食べてから茶屋街へ、という順番は、距離としても時間としても自然です。
車で行くなら、茶屋街の中には停められません。周辺のコインパーキングを使うことになります。観光シーズンは埋まるので、公共交通のほうが確実です。
通りは石畳で、靴を選ぶ
茶屋街の通りは石畳です。ヒールの細い靴は挟まります。
金沢は雨も多いので、濡れた石畳は滑ります。歩きやすい靴で行ってください。
中に入れる建物がある
外から眺めるだけで帰る人が多いのですが、公開されている茶屋建築があります。中に入ると、外からは分からない造りが見えます。
二階の座敷、朱塗りの壁、細い階段。茶屋がどういう建物なのかは、入らないと分かりません。せっかく来たなら、1軒は中に入ってください。
金箔のこと
金沢は金箔の生産地で、茶屋街の周りには金箔を扱う店が並びます。金箔ソフトクリームもここが本場です。
金箔貼りの体験ができる店もあり、小物に箔を置いて持ち帰れます。短時間で終わるので、茶屋街を歩くついでに入れられます。
写真を撮るときのこと
この街並みは観光地であると同時に、人が住んでいる場所です。現役のお茶屋も、住宅もあります。
玄関先や、格子の中にレンズを向けるのは避けてください。撮影を断っている店もあります。表示があればそれに従うのが前提です。
季節による違い
- 春:浅野川沿いの桜。主計町側まで歩くと川と桜が並びます
- 夏:日差しが強く、日陰が少ない。朝のうちに歩くのが楽
- 秋:光が低くなり、街並みの陰影が出る。写真としては一番
- 冬:雪が積もると景色が一変する。ただし足元は悪くなります
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