ひとり旅で困るのは、たいてい食事です。金沢は割烹や寿司屋が多く、そういう店ほどひとりで入りにくい。予約が要る店も多い。この記事では、ひとりでも気兼ねなく食べられる場所の選び方を、時間帯ごとにまとめました。
朝:喫茶店のモーニング
金沢には昔からの喫茶店が残っています。朝7時から開けている店もあり、モーニングを頼めばトーストと卵が付いてくる。ひとりで新聞を読んでいる地元の客に混ざって座れるので、いちばん気楽な時間帯です。
宿の朝食を付けなかった日や、朝が早い日の起点として使えます。開店時間は店によってかなり違うので、前日に確認しておくと動きやすい。
昼:市場と定食

近江町市場はひとりでも入りやすい場所です。海鮮丼の店はカウンターが多く、相席も珍しくありません。行列を避けたいなら、開店直後か14時以降。立ち食いで済ませるなら、串に刺した焼き物や、その場でむいてくれる甘えびという手もあります。
観光客の少ない市場で食べたいなら、金沢中央卸売市場の食堂という選択肢もあります。市場で働く人が使う場所なので、朝が早く、昼過ぎには閉まる店が多い。
予算を抑えたい日は、1,000円以下で食べられる店を先に押さえておくと安心です。
夜:カウンターか、駅で完結させるか

金沢の夜は選択が分かれます。ひとつは、カウンターのある居酒屋や炉端で地元の魚を食べる道。もうひとつは、金沢駅で完結させる道です。
ひとりで割烹に入るのは気後れする、という人には駅のほうが現実的です。駅ナカと駅前に店が集まっていて、遅い時間まで開いている店もあります。宿が駅近なら、酔って歩く距離も短い。
金沢おでんもひとり向きです。カウンターに座って、車麩や赤巻を頼んで、燗を一本。冬なら香箱ガニの甲羅を使った「カニ面」がありますが、これは11月6日から12月29日までの限定です。
部屋で食べる日をつくる
ひとり旅では、外で食べるのが億劫になる日もあります。金沢はテイクアウトの選択肢が意外に多く、市場でも駅でも買えます。宿の部屋で食べる前提で組むと、雨の日や疲れた日の逃げ道になります。
ひとりの夜をどこで終わらせるか
ひとり旅は、夜の使い方で満足度が決まります。カウンターで飲んで帰るなら、歩いて戻れる場所に泊まっておくと安心です。外に出る気力がない日のために、大浴場のある宿を選んでおくのも手。部屋で食べる日をつくるなら、なおさら宿の設備が効いてきます。
駅直結と、大浴場つき。夜に出る日と出ない日の両方に対応できます。
ひとりで入りにくい店を避けるコツ
3つあります。ひとつめ、カウンターがあるかを外から確かめる。テーブルだけの店はひとりだと通されにくい。ふたつめ、開店直後を狙う。混む前の時間なら店側も受けやすくなります。みっつめ、予約が要る店は前日までに電話しておく。断られても他を探す時間が残ります。
金沢は小さな個人店が多い街です。ひとりで入って、大将と少し話して帰る。それができると、旅の記憶は店の名前で残ります。
Sightseeing
この記事に出てくる観光スポット
本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
