曳山の上で、子どもが歌舞伎を演じます。小松のお旅まつりです。250年以上続くと言われる春の祭礼で、「曳山子供歌舞伎」が全国的にも珍しい。
能登の祭りが火とキリコなら、加賀の祭りは曳山と芸能です。小松のこれは、その代表格になります。
いつ、どこであるか
| 時期 | 例年5月中旬 |
| 場所 | 小松市の中心市街地(莵橋神社・本折日吉神社の春季祭礼) |
| 出るもの | 曳山8基と、曳山の上での子供歌舞伎 |
「お旅」という名前は、神輿が氏子の町を巡る「お旅所(おたびしょ)」への渡御から来ています。祭りの本体は神事で、子供歌舞伎はその奉納として始まったものです。
日程は年によって動きます。その年の日付と上演時間は、小松市か主催者の発表で確認してください。
曳山子供歌舞伎とは
曳山は、そのまま舞台になります。前面が開いて、そこで演じる。役者は町の子どもたちで、何か月も前から稽古を重ねます。
- 演目は古典歌舞伎。年ごと、町ごとに変わります
- 衣装と化粧は本格的なもの
- 三味線と唄が付きます
「子どもの発表会」を想像して行くと、たぶん驚きます。台詞回しも所作も、稽古の量がそのまま出ています。
もうひとつの見どころが「曳山八基曳揃え」。8基の曳山が一か所に並びます。ふだんは町ごとに分かれているものが揃うので、これがある時間帯を狙うと効率がいいです。ただし曳揃えは毎年行われるとは限りません。年ごとの実施内容を確認してください。
どこで、いつ見るか
この祭りは「上演時間を調べてから行く」タイプです。曳山が動いているところを眺めるだけなら通りかかればいいのですが、歌舞伎は上演時間が決まっています。
- 上演の時間と場所を先に確認する。これをやらないと、移動中の曳山を見て終わります
- 1演目はそれなりの長さがあります。立ち見になるので、時間の余裕を見ておくこと
- 夜の上演は雰囲気が違います。提灯が入った曳山の舞台は、昼とは別物です
行き方と、泊まるところ

会場は小松駅から歩ける範囲です。北陸新幹線の小松駅、あるいは金沢から在来線で来られます。小松空港からもバスで20分ほど。アクセスは石川の祭りのなかでいちばん楽な部類です。
- 小松駅周辺の宿17軒:会場から歩ける。徒歩圏は13軒あり、金沢に次ぐ多さです
- 小松の宿:粟津温泉と空港まわりを含めて
- 加賀温泉郷の宿:山代・山中・片山津から車で通う形も
金沢から日帰りもできます。ただし夜の上演まで見るなら、帰りの電車の時間を確認してください。
車の場合は市街地に交通規制がかかります。指定の駐車場を年ごとの案内で確認してください。
小松をあわせて回るなら

5月は石川でいちばん雨が少ない月です(金沢の平年降水量138.0mm、年間最少)。祭りの前後に外を歩くのに向いた時期です。
安宅の関は特におすすめです。子供歌舞伎を見たあとに、勧進帳の舞台に立つ。同じ日にやると、その土地が芸能を持ち続けてきた理由が少し分かります。
小松・加賀で雨に降られたときの逃げ場は小松・加賀は雨でも遊べる?に、石川のほかの祭りは石川の祭り・行事カレンダーにまとめました。
日程・演目・上演時間・交通規制は年によって変わります。お出かけ前に必ず小松市および主催者の公式発表をご確認ください。
Sightseeing
この記事に出てくる観光スポット
本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
