輪島市の海沿いに、田んぼが段々に海へ落ちていく場所があります。白米千枚田です。
読み方は「しろよねせんまいだ」
白米千枚田と書いて、しろよねせんまいだです。「はくまい」ではありません。
1,004枚の田
千枚田という名前ですが、実際の枚数は1,004枚とされます。
1枚あたりが極端に小さいのが特徴です。斜面に張りつくように作られているため、大きな田が作れません。機械が入らないので、いまも人の手で耕されています。
日本海に向かって段々に落ちていく形なので、水を張った時期には田んぼ1枚1枚が空を映します。
世界農業遺産
白米千枚田は、「能登の里山里海」として世界農業遺産に認定された地域の一部です。2011年に、日本で初めて(佐渡とともに)認定されました。
「世界遺産」ではなく「世界農業遺産」です。建物や自然そのものではなく、人が土地を使い続けてきたやり方が評価される制度です。だから、耕され続けていることに意味があります。
いつ行くのがいいか
見え方が季節でまったく変わります。
| 時期 | 見え方 |
|---|---|
| 4月〜5月 | 水を張った時期。田が空と海を映す。夕方がいちばん |
| 6月〜8月 | 苗が育ち、緑が濃くなる |
| 9月〜10月 | 稲穂の色。刈り取りが入る |
| 10月中旬〜3月中旬 | あぜのきらめき(イルミネーション) |
見頃という言い方をするなら、水を張った春の夕方がいちばんです。田の1枚1枚に夕日が映ります。
冬のイルミネーションについては白米千枚田あぜのきらめきに別途書きました。
白米千枚田の現在(被災と復旧)
能登半島地震で、棚田にも被害が出ました。
法面(のりめん)の崩れなどがあり、すべての田が以前と同じように作付けできている状態ではありません。復旧の作業が続いています。
見学できる範囲、駐車場、道の駅の営業は変わることがあります。行く前に輪島市や現地の発表を確認してください。
いまの能登への行き方の考え方は能登はいま行っていいのかにまとめました。
行き方

輪島市白米町。海沿いの道(国道249号)沿いにあります。
| 出発地 | 車 |
|---|---|
| 金沢 | 約2時間〜2時間30分 |
| 輪島市街 | 約20分 |
| 和倉温泉 | 約1時間20分 |
道の駅「千枚田ポケットパーク」が併設されていて、道路から棚田を見下ろす形になります。田のあいだに下りる道もあります。
金沢からの日帰りは、移動だけで一日になります。輪島か能登側で泊まる前提で組んでください。宿は輪島の宿にまとめました。
服装
海沿いの高台で、風が強いです。市街地より体感が下がります。
春でも夕方は冷えます。冬は防風の上着が要ります。服装の目安は金沢の天気と服装にありますが、能登の海沿いはこれより一段寒いと考えてください。
まとめ
- 読み方はしろよねせんまいだ。田の数は1,004枚
- 機械が入らないのでいまも人の手で耕されている
- 世界農業遺産「能登の里山里海」の一部
- 水を張った春の夕方がいちばん。冬はイルミネーション
- 地震の被害があり、復旧が続いている。行く前に状況の確認を
Sightseeing
この記事に出てくる観光スポット
本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
