珠洲の飯田町を、高さおよそ16メートルの「燈籠山(とろやま)」が進みます。上には武者人形が乗っている。飯田燈籠山祭りです。奥能登でいちばん高いものが動く祭り、と言っていいと思います。

能登の祭りはキリコが有名ですが、珠洲のこれは「山車(だし)」の系統。七尾の青柏祭と近い性格を持っています。

いつ、どこであるか

時期例年7月20日・21日
場所珠洲市飯田町(春日神社の祭礼)
出るもの燈籠山(高さおよそ16m)とキリコ

日付が固定されているので曜日は年によって変わります。平日に当たる年もあるので、旅程を組むときは先にカレンダーを見てください。その年の日程は珠洲市か主催者の発表で確認を。

16メートルの人形が動く

燈籠山は、台車の上に高い柱を立て、その上に武者人形を据えた形をしています。人形の題材は年ごとに変わり、町の人が作ります。

16メートルというのは、建物でいえば5階建てほど。電線をよけながら進むので、進行はゆっくりです。曳く人、竿で電線を持ち上げる人、方向を見る人。人手のかかる祭りです。

夜になると灯りが入ります。昼の武者人形と、夜の燈籠。同じものが2つの顔を持つのがこの祭りの特徴です。時間に余裕があれば、両方見てください。

キリコも一緒に出ます。奥能登らしく、山車とキリコが同じ通りに並ぶ場面があります。

珠洲まで、どう行くか

見附島(珠洲市)
見附島(珠洲市)

珠洲市は能登半島の先端です。鉄道は通っていません。

  • 金沢から車でおよそ2時間半から3時間
  • のと里山空港からは車で1時間ほど
  • 金沢から特急バスもありますが、本数と時間帯を先に調べてください

日帰りはすすめません。片道3時間かけて、夜まで見て、また3時間運転する。現実的ではありません。泊まる前提で組んでください。

珠洲市内の宿は道の駅すず塩田村のあたりを含めて数が限られます。石川の宿を数えた記事では珠洲市15軒でした。県内でもっとも宿が少ないエリアのひとつです。取れなければ、輪島や能登町から通う形になります。

見るときに気をつけること

禄剛崎(珠洲市)
禄剛崎(珠洲市)
  • 燈籠山の下や進行方向には立たない。高さがあるぶん、動きが読みにくい
  • 7月下旬の奥能登は暑いです。日中に見るなら帽子と水分を
  • 交通規制と駐車場は年ごとの案内を確認してください
  • 珠洲は震災の影響が大きかった地域です。祭りの規模や進行が以前と変わっている場合があります。「去年やっていたから今年もある」とは考えないでください

最後の点は特に大事です。行くと決めたら、まず珠洲市か主催者の公式発表を探してください。そのうえで行けるなら、地域にとってはありがたい訪問になります。

珠洲に行くなら、見附島禄剛崎もあわせて回れます。石川の祭りが月ごとにいつあるかは石川の祭り・行事カレンダーにまとめました。

日程・進行・交通規制は年によって変わります。お出かけ前に必ず珠洲市および主催者の公式発表をご確認ください。

写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと


Sightseeing

この記事に出てくる観光スポット

本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。

禄剛崎(狼煙の灯台)能登半島の最先端。朝日と夕日を同じ場所で見られる岬と、道の駅 狼煙の営業状況について。ページを見る
見附島(軍艦島)能登のシンボル。2024年の地震で約2割が崩落し、いまも姿を変え続けています。訪ねる前に知っておきたいことを。ページを見る