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子どもたちの考えた寿司が、ゆず庵で“特別な一皿”になっていた(小松・苗代小学校)

子どもたちの考えた寿司が、ゆず庵で“特別な一皿”になっていた(小松・苗代小学校)

この記事では期間限定のメニューを取り上げているため、公開時点では販売終了になっている可能性があります。

ゆず庵 小松店では、石川県小松市にある「苗代小学校」の子どもたちが考えたメニューが期間限定で販売されていました。

編集部
編集部

こんなにクリエイティブな企画を逃すわけにはいかない!

ということで、ゆず庵 小松店さんを訪問させていただきました。

石川まんでいいところ 編集部
ライター
「石川まんでいいところ」編集部
石川のまんで(とても)いいところの情報を紹介しています。 「行きたいけど、調べるの面倒くさいな…」とならないように、 細かい情報までしっかりとお伝えします!

ゆず庵 小松店で出会った”子どもたち作”のお寿司

店内には、子どもたちの発想から生まれたお寿司が3種類。

見た目も楽しく「これ、本当に子どもが考えたの?」と思うほど、たくさんの創意工夫がありました。

苗代小学校の子どもたちが考えた期間限定メニュー

期間限定メニューは3種類。

ネーミングセンスは然ることながら、子どもたちのアイデアは非常に光るものがありました。

①海鮮パワフル玉手箱

まぐろ、えび、とびっこ、錦糸玉子を豪華に使った一品。

②口でとろけるスペシャル軍艦

ツナマヨとカニがふんだんに使われた、斬新な組み合わせの軍艦。

③ちくわDX

ちくわの中に酢飯とサーモンを入れ、磯部揚げにするというアイデアが爆発した一品。

子どもたちの発想が、そのまま形になったお寿司

店内に並んでいたのは、子どもたちの「好き」や「楽しそう」が、そのまま伝わってくるお寿司でした。

組み合わせには遊び心があり、大人の発想だけではたどり着くのが難しい自由さ。

見た瞬間に、あっと驚く工夫が伝わってきました。

写真を見て味が想像できる「予定調和」ではなく、食べたらどうなってしまうんだろう...?というワクワク感を重視した3品。

教室で何気ない話をして無邪気に笑っていた、あの頃を思い出しました。

大人になると、経験によってあたりまえが増えていき、ワクワク・ドキッとする感覚が薄れてしまうところ。

このお寿司には大人も引き付けられる魅力(魔力)があるようです。

実際に食べてみると、見た目だけで終わらないのもすごいところ。

ちゃんとおいしく、見た目から味わいまで丁寧に考えられていることが伝わってきます。

ただのアイデア発表ではなく「食べてもらうところまで想像している」

そこに、この企画の本気度を感じました。

子どもたちの頭の中にあったイメージが、 大人の手を借りながら、きちんと“商品”として形になっている。

その過程を想像すると、このお寿司がものすごく特別な存在に思えてきます。

見た目も味も、大人が素直に驚かされる完成度

子ども向けの企画と聞くと、かわいらしさや話題性が中心になることも多いですが、今回のお寿司はその数段上をいっていました。

「子どもが考えたから」という前提を忘れて、1つのメニューとして向き合ってしまう完成度。

遊び心はしっかり残しつつも、食べ進める中で違和感がなく、最後まで自然に楽しめたというのが率直な感想です。

苗代小学校からゆず庵へと引き継がれたバトン

ゆず庵 小松店は、子どもたちの発想を「企画」として終わらせず、実際のメニューとして形にしました。

学校はその挑戦を後押しし、子どもたちは最後まで考え抜いたアイデアを差し出したと思います。

そして、ゆず庵 小松店はそのバトンを受け継いで商品開発までたどり着いた。

子どもを主役にしつつも、周りの大人たちが役割をしっかりと全うしたからこそ、この企画が成り立ったのではないかと感じました。

小さなプロジェクトに詰まっていた大きな価値

1店舗で行われた、決して大きな規模ではない企画です。

それでも、地域・学び・食がゆるやかにつながり、確かな価値を生んでいました。

効率や成果だけでは測れない「人の気持ちが動く瞬間」が確かにあったと思います。

子どもたちは、ここまで大きな意味を考えていなかったかもしれません。

それでも、この取り組みが地域を元気にしているのは確か。

言葉にしなくても、心を動かされた大人はきっと多いはずです。

母校だからこそ、より強く感じたこと

少し個人的な話になりますが、実は、苗代小学校は私の母校です。

かつて自分が通っていた場所。

友達とくだらない遊びを考えたり、時には良くないことをしでかして、先生に怒られたりしたあの場所で

今の子どもたちが主役となり、地域の大人とつながっている。

その事実だけで、胸がじんわりと温かくなりました。

「もし自分が子どもだったら」と想像しながら

もし自分が子どもの頃に、同じような企画があったら。

どんなお寿司を考えただろうか。

そんなことを考えながら食べる時間は、いつもの食事とは少し違う、特別な時間でした。

大人になった今だからこそ、少しペースを落としてじっくりと考える時間が大切かもしれないな…と間接的に感じるいい機会でした。

学校の近くにあるお店で思い出したこと

お店は学校からとても近く、今でこそ当たり前のように建物が並んでいますが、

僕が苗代小学校に通っていた当時、この場所は一面の田んぼでした。

日常の風景と一緒によみがえった記憶

ゆず庵があるあたりも、昔は何もない田んぼ道でした。

地域のお祭りで獅子舞に参加していた時、たまーに足を運ぶくらいの場所だった記憶があります。

すぐそばのイオンモールもまだなかった頃のお話。

田んぼが撤収され、土嚢が積まれた状態が2〜3年ほど続き「ここ、何ができるんやろうな?」と友達と話しながら通っていたことを、ふと思い出しました。

特別な場所ではないけれど、確かに日常の中にあった風景です。

イオンモールが建つ前、その周りをなんとなく歩いていた記憶も残っています。

目的もなく、ただ時間をつぶしていただけの道。

そんな場所が、今は人が集まり、子どもたちのアイデアが形になる場所になっている。

同じ土地なのに、重なっている時間がまったく違う。

その変化を実感しながら過ごしたひとときは、懐かしさと同時に、少し不思議な気持ちになる時間でもありました。

子どもたちの一歩が、地域を動かしている

この企画を通して感じたのは、「何かを変えよう」と大きな声を上げなくても、

行動そのものが、周りの人の心を静かに動かしていくということでした。

子どもたちが考えたお寿司は、単なるメニューではなく、

地域の中にあった時間や記憶、人の気持ちをつなぎ直すきっかけになっていたように思います。

これからも続いてほしい、石川のこうした取り組み

改めて感じたのは、子どもたちの発想力と、それを形にする行動力の強さです。

一つひとつのアイデアは小さく見えても、実際に動かしてみることで、確実に周りへ影響を広げていきます。

今回の取り組みは、そのことをとても分かりやすく示してくれました。

こうした企画が、これからも石川のあちこちで生まれてほしい。

そう自然に思わせてくれる、確かな力を持った時間だったと感じています。

住所石川県小松市清六町396番地
GoogleMapでご覧の場合はこちら
電話番号050-3196-8840
営業時間平日・土日祝11:00 – 22:40
(最終入店21:00)ランチ15:00まで
駐車場あり
公式サイトhttps://www.shabu-yuzuan.jp/shop/45
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