石川県って、どんなところ?

石川県は日本海に面した北陸地方の中心的な観光地で、加賀百万石の歴史と文化が息づく魅力的な場所です。金沢の古都の雰囲気、能登半島の自然美、加賀の温泉文化、そして白山の雄大な自然など、多彩な魅力が詰まった旅行先として人気を集めています。
特に、石川県の人々はゆったりとした時間を大切にする文化があり、その温かい雰囲気に包まれて、訪れる人も自然とリラックスした旅を楽しむことができます。東京の忙しない雰囲気とは全く異なる、穏やかな時の流れを感じられるのが石川県の大きな魅力の一つです。
石川県の楽しみ方【エリア別】
石川県内は地域によって特色が異なります。訪れるエリアごとに観光地やアクティビティが変わるため、行程に合わせて計画を立てると、思う存分旅行を楽しめるはずですよ。
金沢エリア

主要観光スポットはこちらです。
- 兼六園:日本三名園の一つとして知られる美しい庭園
- ひがし茶屋街:江戸時代の面影を残す風情ある街並み
- にし茶屋街:落ち着いた雰囲気の茶屋街
- 金沢城公園:加賀百万石の象徴的な城跡
- 21世紀美術館:現代アートの発信地
石川県の中心地である金沢は、歴史と現代が見事に調和した美しい城下町です。
金沢エリアでは、伝統工芸の体験や老舗の和菓子店巡り、そして石川県のソウルフードを味わうことができます。
加賀エリア

温泉で有名な加賀エリアは、山代温泉、山中温泉、片山津温泉などの歴史ある温泉地が点在しています。また、九谷焼の産地としても知られ、伝統工芸に触れることができます。
おすすめ体験
- 山城・山中・片山津温泉巡り
- 九谷焼の絵付け体験
- 加賀料理を楽しめる
白山エリア

霊峰白山を中心とした自然豊かなエリアです。登山やハイキング、温泉、そして美しい自然景観を楽しむことができます。
霊峰・白山は日本三名山のひとつに数えられ、山岳信仰の聖地として古くから多くの人々に親しまれてきました。
夏は高山植物が咲き誇り、秋は山全体が紅葉に包まれるなど、四季折々に表情を変える景観が魅力です。車で楽しめる「白山白川郷ホワイトロード」では、手取峡谷や綿ヶ滝などの絶景スポットを巡ることができます。
四季折々の表情を見せる白山は、特に秋の紅葉・冬の雪景色が見事です。
能登エリア

能登半島は「世界農業遺産」に認定された美しい里山里海の景色が広がります。輪島塗や塩田、そして新鮮な海の幸が魅力です。
- 千枚田の絶景
- 輪島塗の美しい伝統工芸
- 新鮮な海産物
- のどかな田園風景
石川県の移動手段は?新幹線・飛行機・車、なにが楽?

石川県へのアクセス方法は主に3つあります。それぞれの特徴を理解して、旅行スタイルに合った方法を選びましょう。
北陸新幹線がおすすめ!
結論、北陸新幹線が便利です。
- 東京から金沢まで約2時間30分
- 駅から市内中心部へのアクセスが良好
- 天候に左右されにくい
飛行機を利用する場合

できる限り早く北陸の空気を吸いたいという方は、飛行機の利用もおすすめ!
というのは冗談で、加賀・能登エリアの旅行がメインなら、飛行機の方がアクセスが良いでしょう。
- 羽田-小松空港:約1時間(1日複数便)
- 羽田-のと里山空港:約1時間(1日2便)
レンタカーでの移動について
新幹線や飛行機を利用する場合でも、石川県内の観光地を効率よく回るにはレンタカーやバス、タクシーの利用がおすすめです。特に複数のエリアを巡りたい場合は、公共交通機関をうまく組み合わせることで旅行を最大限に楽しめます。
特に、金沢市内の観光がメインなら、金沢市内1日フリー乗車券を利用するのがおすすめです。大人1日800円、小学生以下は400円で利用できます。

1日でどのくらい回れるものなの?
石川県での観光は、1日フルで使えるとして、2~3回の移動が最も楽しめるラインです。
これには理由があります!
というのも、石川県に来ると時間の流れがふっと緩みます。
県民の多くはゆったりと歩いていて、リアルな話、歩く速さは東京人の半分くらい。お店の方は気さくに話しかけてくれるので、会話が弾むと「ご飯を食べるだけのつもりが、気づけば1時間」なんてこともしばしばあります。
この“ゆったりした時間”こそが、石川県旅行の醍醐味です。予定を詰め込みすぎず、地元の人とのおしゃべりや、その場の空気を楽しむための余白を残してみてください。寄り道して、ベンチで一息ついて、喫茶店で世間話をする――そんな小さな体験が、旅をいちばん豊かにしてくれるはずです。
【石川県は雨が多い!】雨の日でも楽しめる対策

石川県の雨は想像の10倍激しい!
全然降ってないやんと思っていた矢先、ゲリラ豪雨で靴の中がぐちゃぐちゃになります。
地元出身の私の悲しい体験ですが、傘を持っていなくて兼六園で1時間待機した経験があるほど。石川県の雨は突然で激しいのが特徴です。そこで、必須なのが以下のグッズたち。
必須の雨対策グッズ
- 傘:折りたたみ傘を常に携帯
- レインコート:バッグに詰めておきましょう、必ず!
- 防水性の高い靴:観光地を歩き回る際に重要
雨の日でも金沢の茶屋街や美術館、温泉など屋内で楽しめるスポットが豊富なので、雨対策をしっかりして石川県の魅力を存分に楽しみましょう。
はじめての石川Q&A
最後に、はじめての石川旅行でよくある質問をまとめました。
石川旅行で荷物はどうすればいいですか?
金沢駅に荷物を預かってくれる場所が複数あります。
金沢駅および金沢百番街館内(あんと・Ronto)の6ヶ所にコインロッカー・荷物一時預かり所があります。24時間利用可能なロッカーはA・B・Cの3ヶ所なので、夜遅くまで楽しみたい人はこちらを利用してください。
ホテルにつくまで、帰宅するまでのタイミングに便利です。
- 小サイズ:400円
- 中サイズ:500円
- 大サイズ:600円
- 特大サイズ:700円
キャッシュレス対応のお店はどのくらいある?
金沢のひがし茶屋街、にし茶屋街など、古き良きを残しているエリアの場合、キャッシュレスに対応していない場合があります。「現金持ってないけど、このお店大丈夫かな?」と不安を感じないためにも、旅行前に現金を用意しておくことをおすすめします。
ただし、キャッシュレスに対応しているお店も増えてきています。特に大きな観光施設や新しいお店では、各種電子決済が利用できることが多いです。
レンタカーでの利用を考えていますが、雪道などの運転が不安です。
石川県の積雪量は多いので、雪道の運転に慣れていない方は、電車・バス・タクシーで旅行したほうが楽しめると思います。
石川県の電車は雪が積もっていても割と運転します。
冬期間中は
- IRいしかわ鉄道
- バス・タクシー
雪道運転に不安がある場合は、無理をせず公共交通機関や観光タクシーを利用しましょう。
石川旅行で絶対に食べた方が良いグルメはありますか?
必ず食べた方が良い王道グルメを3つ紹介します。
これらのお店を回れば、石川県のソウルフードが網羅できるといっても過言ではありません!
それ以外の食事は、地元石川の住民が足しげく通う個人経営店を狙っていくことをおすすめします。結局、人の温かみを感じられる個人経営のお店が、まんでおいしいです。
お店の方との会話も含めて、石川県らしい食体験を楽しんでください。
まとめ
石川県は歴史、文化、自然、グルメのすべてが揃った魅力的な旅行先です。ゆったりとした時間の流れと、温かい人々との出会いが、きっと特別な旅の思い出を作ってくれるでしょう。