宝達志水町の門前に「クチノトマーケット」という店があります。Instagramのプロフィールには「石川県宝達志水町のオムライスと産直の店」と書かれています。オムライスと産直。並べて書かれると少し不思議な組み合わせですが、実際に行くとその意味がわかります。

地元の野菜が並ぶ産直コーナーと、そこで採れたものを使うカフェが、ひとつの建物に同居しているお店です。

クチノトマーケットの産直コーナー。木の棚に地元の食材が並ぶ

産直コーナーには地元の食材が並ぶ

看板は「やわらぎオムライス」

クチノトマーケットのやわらぎオムライス。トマトソースがかかったオムライスとサラダ

やわらぎオムライス

クチノトマーケットの名物は「やわらぎオムライス」です。シリーズになっていて、複数の種類から選べます。

2026年7月に開店1周年を迎え、それに合わせてメニューがリニューアルされました。やわらぎオムライスのシリーズは一律50円の値上げになった一方、値下げされたメニューもあります。お店は価格を変えるとき、その理由と変更点をInstagramできちんと告知していて、こういうところに姿勢が出るなと感じます。

このリニューアルで、ミニパフェが新メニューに加わりました。食後に甘いものを少しだけ、という頼み方ができます。

クチノトマーケットのソフトクリーム。ソースをかけたカップ入り

食後に甘いものを少しだけ、という頼み方もできる

ランチの提供は11時から14時半まで。産直とカフェの部分は9時半から18時半まで開いているので、ランチの時間を外しても立ち寄れます。定休日は火曜です。

町の人が集まる場所になっている

クチノトマーケットのイートインスペース。木のテーブルと厨房前の暖簾

イートインスペース

このお店を見ていて印象的なのは、飲食店の枠から少しはみ出しているところです。

1周年の周年祭では、のど自慢大会を企画していました。「上手い、下手は関係なし! 歌うのが好き!と言う気持ちがあれば大歓迎です」という募集の文面が、この店の空気をそのまま表しています。

地元の中学生の職場体験も受け入れています。朝から「いらっしゃいませ!」と大きな声を出す中学生がいる日の店内は、さぞ活気があったのだろうと思います。オープンして1年でこれだけ町に入り込んでいるお店は、そう多くありません。

宝達志水を通るなら、寄る価値がある

宝達志水町は、金沢と能登のちょうど間にあります。のと里山海道で能登へ向かうとき、多くの人が通過してしまう町です。

その途中にある店が、朝9時半から夕方6時半まで開いていて、産直の野菜も買えて、オムライスも食べられる。行きに寄って食事をして、帰りに野菜を買って帰る、という使い方もできます。能登への往復に組み込みやすいお店です。

編集部より

産直とカフェを一緒にやる店は各地にありますが、そこにのど自慢大会と中学生の職場体験まで乗ってくると、もう単なる飲食店ではありません。町の人が集まる場所を、1年でつくってしまったお店です。宝達志水を通りかかったら、通過せずに寄ってみてください。

店舗名:クチノトマーケット
住所:石川県羽咋郡宝達志水町門前150-11
電話:0767-23-2090
営業時間:産直・カフェ 9:30〜18:30/ランチ 11:00〜14:30
定休日:火曜・年始
価格帯:〜1000円
Instagram:@kuchinoto_market
公式サイト:kuchinoto.jp
Things to Do

この店の近くで、遊ぶ

ごはんの前後に、ちょうど時間が使える体験です。