金沢駅に着いた瞬間から兼六園へ行きたいのに、手にはスーツケースがある。解き方は3つです。出発前に自宅から宿へ送る、駅で預ける、駅から宿へその日のうちに届けてもらう。
駅のコインロッカーは892個、うち801個は24時間動いています。それでも連休は埋まる。埋まっていたときにどこへ逃げるかまで含めて、金沢市観光協会と各施設の公式情報から整理しました。料金が画像でしか公開されていないものは、金額を書いていません。
3つの方法は、荷物を次に手にする時刻が違う
同じ「手ぶら」でも中身は別物です。分かれ目は、預けた荷物を次にいつ触るか。駅のロッカーは自分で取りに戻る前提、宿への配送は戻らなくていい代わりに届く時刻を選べません。金沢市観光協会は当日配送について「お届け時間は指定できません」と明記しています。
駅に戻る予定があるならロッカーが安く済みます。戻らないなら、荷物だけ先に宿へ行かせたほうが一日の動きは素直です。
| 方法 | 荷物を次に手にする場所 | 駅に戻る必要 | 押さえておくこと |
|---|---|---|---|
| 出発前に自宅から宿へ送る | 宿の部屋 | なし | 宿が到着前の荷物を受け取れるかどうかが前提 |
| 駅のコインロッカー・有人の預かり所 | 預けた場所 | あり | 満杯のことがある。出す時刻に営業時間の縛りがつく |
| 駅から宿へ当日配送 | 宿の部屋 | なし | 届く時間は指定できない。配送できない宿がある |
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駅から宿へ送る窓口は、金沢駅観光案内所にある

金沢市観光協会が「手ぶら観光」として案内している当日配送です。預け先は金沢駅観光案内所。新幹線改札口を出た目の前で、営業は8時30分から20時、年中無休。電話は076-232-6200です。
手順は3つ。観光案内カウンターで手荷物配送券を買い、左手の「手ぶら観光」の窓口で伝票を書いて荷物を渡す。あとは当日のうちに宿で受け取ります。配送券はクレジットカード、交通系ICカード、電子マネーで払えます。
配送エリアは金沢市内にとどまりません。能登方面、加賀方面の温泉、福井県あわら市まで届きます。朝に駅で荷物を手放して市内を歩き、夜は加賀の温泉に入る組み方も成立します。
断られるものもあります。貴重品、ペットボトルやビンのような壊れやすいもの、生もの。電子機器類は相談。市場で買った鮮魚を宿へ、という使い方はできません。
宿の側にも条件があります。1棟貸しなどフロントのない宿には配送できない、と明記されています。天候やイベントによる道路状況で予告なく中止する場合もあります。団体は10日前までに相談。
料金表は案内所と公式ページに掲示されています。受付が非常に混み合う場合があるので時間に余裕を、と協会も添えていました。
駅で預けるなら、ロッカー892個と有人の預かり所
金沢駅と金沢百番街(あんと・Rinto)のコインロッカーは5か所、合計892個です。うちA・B・Cの3か所、801個が24時間。料金は1日1回で小400円、中600円、大800円。支払いは現金のほか、SuicaやICOCAなどの交通系ICが使えます。
ロッカーに入らないものは、有人の荷物預かり所へ回します。約200個の規模で受付は9時30分から19時30分。料金は1日1回、ロッカーに入るサイズが600円、入らない大型が1,200円。自転車、ゴルフバッグ、スキー用具、ベビーカー、車椅子まで扱っています。
気をつけたいのは19時30分という締めです。過ぎると荷物は出せません。夜行バスや遅い列車で発つ日は、有人の窓口ではなく24時間のロッカー側へ入れておくほうが安全です。位置と混み方は金沢のコインロッカー事情の記事に詳しく書きました。
繁忙期には臨時の手荷物一時預かり所が開設されることがあり、開いたときはJRコンコース内の掲示板で知らせると協会が書いています。
| 場所 | 個数 | 利用できる時間 |
|---|---|---|
| コインロッカーA/あんと 東門前(荷物一時預かり所横) | 88個 | 24時間 |
| コインロッカーB/あんと 西門横 | 369個 | 24時間 |
| コインロッカーC/あんと 南側(東西自歩道) | 344個 | 24時間 |
| コインロッカーD/あんと 内 | 36個 | 8:30〜22:00 |
| コインロッカーF/Rinto 内 | 55個 | 5:30〜22:00 |
| 荷物一時預かり所(有人)/あんと 東門前 | 約200個 | 9:30〜19:30 |
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「いま空いているか」を先に見る方法はない
金沢駅のコインロッカーに、空き状況をリアルタイムで確認できる公式の仕組みはありません。協会のページも、観光シーズンや連休中は満杯になる場合があると認めたうえで、埋まっていたときの行き先を並べる構成です。当日その場で確かめるしかない。
確実に押さえたいなら、事前予約ができる預かりサービスがあります。協会が案内しているのは、駅構内の旅行会社カウンターで受け取る予約制のものと、駅周辺や観光地周辺の提携店舗で預けられるもの。近江町市場のエムザ口から徒歩1分にも預け先があります。
金沢市の公共シェアサイクル「まちのり」の事務局(此花町)も荷物を預かります。受付は9時から18時、2個までで500円、3個なら1,000円。長辺200cm超と30kg超は対象外で、当日限りです。提携する宿から事務局へ運ぶ配送も1個700円。自転車で回る選択と組み合わせると効きます。
観光地の側にも置き場はあります。金沢21世紀美術館はB4サイズを超える荷物を展示室へ持ち込めないので、館内にロッカーを置いています。100円を入れて使い、終わると返ってくる方式。地下1階とミュージアムショップ向かいには大きい荷物が入るものがあり、空きがないときは総合受付横のクロークでも預かります。料金や回り方は美術館そのものの記事にまとめました。
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出発前に宿へ送るなら、確認するのは受け取る側

いちばん身軽なのは、家を出る前に荷物を宿へ送っておくやり方です。ただし宿が到着日より前の荷物を受け取れるかどうかで、成否が決まります。
「1棟貸しなどフロントのない宿には配送できない」という手ぶら観光の条件は、事前に送る場合もそのままです。無人チェックインの宿や、家主が常駐しない町家には、荷物を受け取る人がいません。
聞くことは2つ。先に送っていいか、何日前から預かってもらえるか。予約の段階で確かめておけば、当日の朝に慌てずに済みます。
空港で預けるなら、数が違うことを知っておく
小松空港にもコインロッカーはあります。1階中央階段のエスカレーター横に23台、国際線到着ロビーに11台、合わせて34台。金沢駅の892個とは桁が2つ違います。空港で預ける前提で動くと、埋まったときに手がありません。
料金は1日あたり小型300円、中型400円、大型500円。小型が430×330×550mm、中型が570×330×550mm、大型が1160×330×550mmで、連続7日以上は使えません。
荷物を送る窓口はターミナルビル1階、営業は8時から17時30分で集荷の受付も17時30分まで。夕方以降の便で発つ日は、受付が閉まったあとになります。空港と金沢市街の距離感は、小松空港からのアクセスの記事に書いた通りです。
Sightseeing
この記事に出てくる観光スポット
本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
