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石川に来る人がいちばんよく外すのが、雨と風の見積もりです。
金沢の年間降水量は2,401mm。東京の1,598mmの、およそ1.5倍あります。1月の日照時間にいたっては62時間で、東京の193時間の3分の1しかありません。「弁当忘れても傘忘れるな」は誇張ではなく、数字がそう言っています。
この記事では、石川を旅するなら持っていきたいものを9つ、理由とセットで挙げます。どれも「あると便利」ではなく、ないと困ったという基準で選びました。
まず、石川の気候を数字で
気象庁の平年値(1991〜2020年)で、金沢と東京を並べます。持ち物の理由は、だいたいこの表に書いてあります。
| 項目 | 金沢 | 東京 |
|---|---|---|
| 年間降水量 | 2,401.5mm | 1,598.2mm |
| 年間日照時間 | 1,714時間 | 1,927時間 |
| 1月の日照時間 | 62.3時間 | 192.6時間 |
| 1月の平均風速 | 4.7m/s | 2.7m/s |
| 年間の降雪量 | 157cm | 8cm |
| 8月の最高気温 | 31.3℃ | 31.3℃ |
出典:気象庁「過去の気象データ」平年値(1991〜2020年)。金沢地方気象台および東京。
持っていきたいもの 9つ
01
耐風の折りたたみ傘
石川の年間降水量は2,401mm。東京の1,598mmの約1.5倍です。しかも冬の平均風速は4.7〜4.8m/sで、東京の2.6m/sの倍近い。普通の傘はひと冬で骨が折れます。耐風骨と書かれたものを選んでください。
※数字は気象庁の平年値(1991〜2020年、金沢地方気象台)
02
防水のスニーカー
兼六園、ひがし茶屋街、主計町。石川の見どころは石畳と砂利道が多く、濡れると滑ります。布のスニーカーだと午前中で染みてきて、午後がつらい。防水なら雨でも雪でも同じ靴で通せます。
03
フード付きの撥水アウター
風が強い日はそもそも傘が差せません。金沢の冬は横から吹きつけるので、傘を持つ手が使えないほうが困る。フードを被って両手を空けるほうが現実的です。畳んで鞄に入る薄手で十分。
04
保冷バッグと保冷剤
近江町市場や輪島の朝市で、買って帰りたくなります。のどぐろ、甘えび、かぶら寿司。8月の金沢は最高気温が平年で31.3℃まで上がるので、裸で持ち歩くと悲しいことになります。折りたためるものを1つ。
05
モバイルバッテリー
能登は移動そのものが長い。地図アプリを出しっぱなしにして、途中で写真を撮って、宿に着く頃には残り20%。車で回るなら車載充電器でもいいですが、電車とバスの旅なら10,000mAhを1つ持っていくと安心です。
06
スマホが使える手袋
1月の金沢は平均4.0℃、最低1.2℃。数字だけ見ると東京(平均5.4℃)と大差ないのに、体感はまるで違います。風速と湿度のせいです。手袋を外して地図を見るたびに指がかじかむので、そのまま操作できるものを。
07
靴の滑り止め
1月の降雪の深さの合計は67cm、最深積雪は22cm。積もるというより溶けて凍るのが厄介で、朝の坂道がスケートリンクになります。靴に着けるタイプなら荷物になりません。12〜2月に行くなら入れておいてください。
08
折りたたみのエコバッグ
市場も道の駅も、気づくと手がふさがっています。九谷焼や輪島塗のような割れ物を買ったときにも、緩衝材ごと入れられる大きめが1枚あると助かります。
09
防水ポーチ
能登の海沿い、千里浜なぎさドライブウェイ、船。波しぶきと砂はスマホの大敵です。首から下げられるタイプなら、そのまま写真も撮れます。
季節で足すもの
結局、いちばん大事なもの
濡れても平気な靴だと思います。傘は現地でも買えますが、靴が濡れた状態から回復する手段は旅先にありません。足元さえ乾いていれば、多少の雨は石川らしい天気として楽しめます。
出発前に、その日の雨雲も見ておいてください。いまの石川で、12時間先までの雨の動きと、その天気に合う行き先を出しています。
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写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと
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