石川のカニ漁は11月6日に解禁します。同じ日にオスの加能ガニとメスの香箱ガニが動きだし、ふるさと納税の返礼品もこの時期から一斉に出はじめます。
ただ、返礼品のカニは「どれを選ぶか」より先に、どの状態で、いつ届くのかを見ないと失敗します。活きたまま届くもの、茹でて冷蔵で届くもの、さばいてあるもので、受け取ってからやることがまったく違うからです。
石川県内の自治体が実際に出しているものを見ながら、その違いを整理しました。
石川のカニは、まず3つに分かれる
返礼品のページに並ぶ名前は多いのですが、中身は3つです。
| 呼び名 | 中身 | 時期 |
|---|---|---|
| 加能ガニ | 石川県産のオスのズワイガニ。青いタグが付く | 11月6日〜翌3月20日 |
| 香箱ガニ | 同じズワイガニのメス。内子・外子が入る | 11月6日〜12月29日 |
| 紅ズワイガニ | 別の種類。水深の深いところで獲れる | 主に9月〜翌6月 |
香箱ガニの漁期は年内で終わります。12月29日を過ぎると翌年の11月まで出てこないので、「今年のうちに食べたい」ならここが締め切りです。
この3つの違いと、地元での食べ方はカニ解禁の記事に詳しく書いています。
活・ボイル・さばき済み。届く状態がいちばん大きい違い
同じ加能ガニでも、自治体によって出している状態が違います。ここが選び分けのポイントです。
活きたまま届く
志賀町は、漁協(JF西海)から活きたままの加能ガニを直送しています。甘えびも活〆で50尾・100尾といった単位で出ています。
鮮度はいちばんですが、届いたらすぐ茹でる必要があります。大きな鍋と、それを受け取れる日の予定が要ります。漁の状況で発送日が動くもの(漁獲次第発送)もあるので、日時を指定したい人には向きません。
茹でて冷蔵で届く
かほく市は、ボイル済みの加能ガニを1杯(600g前後・800g前後)という分かりやすい単位で出しています。届いたら切って食べるだけなので、はじめての人はここからで問題ありません。
さばいてある・加工してある
加賀市には、タグ付きの加能ガニをさばいた状態のもの、ボイルの香箱ガニ、香箱ガニを使ったドリアやかにめしまであります。殻と格闘したくない人、贈り物にしたい人向けです。
どの市町に、どんなカニがあるか
2026年8月の時点で確認できた顔ぶれです。解禁前なので、11月に向けて先行予約の形で出ているものもあります。
| 市町 | 出ているもの | 向いている人 |
|---|---|---|
| 志賀町 | 活の加能ガニ(漁協直送)、活〆の甘えび | 鮮度優先。茹でるところからやりたい |
| かほく市 | ボイルの加能ガニ 1杯(600g/800g前後) | 届いてすぐ食べたい。量が読みやすい |
| 加賀市 | タグ付き加能ガニ(さばき)、香箱ガニ、毛ガニ、加工品 | 香箱ガニが欲しい。贈り物にしたい |
| 金沢市 | 金沢港のカニ。体験や食事券もある | 現地で食べる予定とあわせたい |
石川県内でカニを出しているのはこの4市町だけではありません。市町ごとの全体像は、ふるさと納税のまとめページで地図から探せます。
いつ申し込むか
- 11月6日:漁が解禁。ここから順次発送が始まる
- 11月〜12月:香箱ガニが出回る唯一の時期。12月29日で漁期が終わる
- 12月31日:この日までの寄附が、その年の控除の対象になる
- 翌3月20日:加能ガニの漁期の終わり
年末は申し込みが集中して、人気のものから品切れになります。解禁前から先行予約を受け付けている自治体もあるので、確実に欲しいなら10月のうちに目星をつけておくほうが安全です。
申し込む前に見ておくところ
- 発送時期:「11月以降順次」「漁獲次第」など幅がある。日付を指定できないものが多い
- 冷蔵か冷凍か:冷蔵は日持ちしない。受け取れる日が読めないなら冷凍を選ぶ
- 1杯あたりの重さ:姿で食べるなら600g前後から。小さいものは身が少ない
- タグの有無:石川県産の証明。「加能ガニ」を名乗るならタグが付く
- 茹でる手間:活で届くものは、その日のうちに茹でる。鍋の大きさも要る
もうひとつ。ふるさと納税は住民票のある自治体からは返礼品を受け取れません。石川県にお住まいの方が県内の別の市町に寄附するのは対象になりますが、ご自身の市町からは届かない決まりです。
- 楽天ふるさと納税 各自治体ページ(返礼品の顔ぶれの確認:2026年8月21日)
- 石川県「石川県のズワイガニ漁」漁期・ブランドの基準
- 総務省「ふるさと納税の指定基準等について」
写真提供:石川県観光連盟/ほっと石川旅ねっと
