砂浜を車で走れる道が、日本には1か所しかありません。石川県羽咋市から宝達志水町にかけての千里浜なぎさドライブウェイです。

読み方はちりはまです。千里浜と書いて「せんりはま」ではありません。

どういう道か

千里浜なぎさドライブウェイ(空撮)
千里浜なぎさドライブウェイ(空撮)

全長およそ8km。波打ち際のすぐ横を、普通の乗用車でそのまま走れます

砂浜を車が走れるのは、ここの砂の粒がとても細かいためです。粒が細かいと海水を含んだときに締まって、タイヤが沈みにくくなります。

  • 通行料はかかりません
  • 一般の道路なので、交通ルールはそのまま適用されます
  • バイクも自転車も走れます
  • 観光バスも通ります

通行止めになる条件

ここがいちばん大事なところです。この道は、条件が悪いと閉まります。

閉まる主な理由はこの3つです。

  • 波が高い … 冬の日本海は荒れます。波が路面まで来ると通れません
  • 強風 … 砂が飛び、視界が悪くなります
  • 砂の状態が悪い … 雨が続いたあと、逆に乾ききったあとは、砂がゆるんで沈みやすくなります

冬は閉まっている日が多くなります。12月から2月にかけては、行っても入れない可能性を見ておいてください。

現在の通行状況は、日によって変わります。出発前に必ず確認してください。ライブカメラや道路情報で、その日の状況が公開されています。

いつ行くのがいいか

千里浜なぎさドライブウェイ(羽咋市)
千里浜なぎさドライブウェイ(羽咋市)
時期状況
4月〜10月いちばん安定して通れる時期
7月〜8月海水浴と重なり、人も車も多い
11月〜3月波と風で閉まる日が増える

時間帯では、夕方が人気です。日本海に沈む夕日を、砂浜の上から車で見る形になります。

ただし夕方は路肩に停める車が増えます。走行の邪魔にならない場所に停めてください。

走るときの注意

波打ち際に寄りすぎない

締まっているのは、濡れて固くなった砂です。乾いた砂の上に入ると沈みます。

かといって波打ち際に寄りすぎると、波をかぶります。先を走っている車の轍(わだち)をたどるのがいちばん確実です。

スタックしたら

砂にはまって動けなくなることがあります。無理に空転させると余計に沈みます。

現地には車を引き出してくれる業者があります。連絡先が案内されているので、動けなくなったら自力で粘らず頼ってください。

レンタカーで走っていいか

レンタカー会社によって、規約で禁止されている場合があります。塩害と砂の付着が理由です。

借りるときに確認してください。禁止されている車で走って傷んだ場合、費用の扱いでもめます。

走ったあとの洗車

海水と砂の上を走るので、下回りに塩がつきます

そのままにすると錆びます。とくに冬場、融雪剤と重なると進行が早くなります。

  • 走ったあと、なるべく早く下回りを洗う
  • 千里浜の周辺に洗車できる場所があります
  • レンタカーなら、返す前に洗うか、店に走ったことを伝える

「1回走っただけなら大丈夫」と考える人が多いのですが、自分の車で行くなら洗ったほうが確実です。

道の駅と、まわりに何があるか

氣多大社(羽咋市)
氣多大社(羽咋市)

千里浜には道の駅があり、休憩と食事ができます。ドライブウェイの出入口の近くなので、走る前後の拠点になります。

車で20分ほどの範囲に、氣多大社があります。羽咋まで来たなら、あわせて回れます。

金沢からは車でおよそ45分。日帰りで行ける距離です。金沢の2泊3日は長い?で、日帰りできる範囲を距離ごとに整理しました。

このあたりに泊まるなら羽咋・志賀の宿にまとめてあります。

まとめ

  • 読み方はちりはま。全長約8km、通行料は無料
  • 波・風・砂の状態で閉まる。冬は閉まる日が増える
  • 出発前に必ず通行状況を確認する
  • 波打ち際に寄りすぎない。先行車の轍をたどる
  • レンタカーは規約で禁止のことがある。借りるときに確認を
  • 走ったあとは下回りを洗う

Sightseeing

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