七尾には、春と夏に別の大きな祭りがあります。春が曳山の青柏祭、夏がキリコの七尾祇園祭です。同じ神社の祭りですが、出るものも見え方もまったく違います。
灯りを入れたキリコが夜の市街を進み、大地主(おおとこぬし)神社に集まってくる。能登のキリコを、町なかで見られる祭りです。
いつ、どこであるか
| 時期 | 例年7月中旬 |
| 場所 | 七尾市の市街地と大地主神社 |
| 出るもの | キリコ(奉燈) |
名前のとおり、京都の祇園祭の流れをくむ祭りです。大地主神社は素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀っており、疫病除けの神事という性格を持っています。
日程は年によって動きます。その年の日付は七尾市か主催者の発表で確認してください。
キリコが集まる
キリコは、灯りを入れて担ぐ大きな奉燈です。町ごとに1基ずつ持っていて、それぞれの町を出発して市街地を進み、最後に大地主神社へ集まります。
見どころは「集まってくる」ところです。1基だけを見ても大きいのですが、複数が神社前に並ぶと画が変わります。暗くなってからのほうが、灯りが効いてよく見えます。
七尾の市街地は道が狭く、建物が近い。その狭さの中をキリコが通るので、大きさが体で分かります。広い会場で見るのとは違う迫力があります。
青柏祭とどう違うか
| 青柏祭 | 七尾祇園祭 | |
|---|---|---|
| 時期 | 5月3日〜5日 | 7月中旬 |
| 出るもの | でか山(曳山)3台 | キリコ(奉燈) |
| 主役の時間 | 昼 | 夜 |
| 動き | 綱で曳く。辻回しが見どころ | 担いで進む。集まるところが見どころ |
| 人出 | GWと重なり多い | 青柏祭より落ち着いている |
同じ神社の祭りでも、春は「曳く」、夏は「担ぐ」。能登の祭りの2つの型が、七尾では同じ町で年2回見られるということです。
混雑を避けて能登のキリコを見たいなら、祇園祭のほうが入りやすいと言えます。
行き方と、泊まるところ

会場は七尾駅から歩ける範囲です。金沢からJR七尾線で来られるので、能登の祭りとしては珍しく電車で行きやすい部類に入ります。
ただし夜の祭りなので、帰りの電車には注意してください。七尾線は本数が多くありません。最後まで見るなら泊まるか、車で来ることになります。
駅から歩ける宿がどこに集中しているかは駅から歩いて行ける宿は何軒?で数えました。七尾駅の徒歩圏は7軒です。
祭りのあいだは市街地に交通規制がかかります。車で来る場合は指定の駐車場を確認してください。
七尾の町そのものは、一本杉通りのように古い店が残る通りがあり、昼のうちに歩いておくと祭りの見え方が変わります。石川のほかの祭りは石川の祭り・行事カレンダーにまとめました。
能登の祭りは震災のあとも地域の方が続けているものです。年によって規模や進行が変わります。日程・進行・交通規制は、お出かけ前に必ず七尾市および主催者の公式発表をご確認ください。
Sightseeing
この記事に出てくる観光スポット
本文で触れた場所です。開いている時間や料金は、それぞれのページにまとめてあります。
